女子バレー日本代表が着用予定の選手を守る“盗撮防止ユニホーム”に世界注目！ 仏紙も「革新的だ」と絶賛【パリ五輪】
パリで100年ぶりに開催される夏季五輪の開幕まで約2週間。日本代表バレーボール選手たちが着用するミズノ社製のユニホームが注目を集めている。
ユニホームは赤外線防透けの特徴を持ち、盗撮被害から選手を守るだけでなく、通気性や放熱性も考慮されている。
日本の技術が女性アスリートたちを守り、世界的に高く評価されている。
パリで100年ぶりに開催される夏季五輪の開幕まで約2週間。「スポーツの祭典」に向け、緊張感と期待が高まる中で、ある日本製品が注目を集めている。
それはバレーボールで日本代表の選手たちが着用するユニホームだ。米ニュースサイト『Business Insider』は、「日本のバレーボール選手たちは、気味の悪い者による盗撮行為を阻止するために新しいユニホームを着用する」と紹介。ミズノ社製の最新技術が採用された同製品を興味深く紹介している。
今回、ミズノ社が作成したユニホームは、生地に「赤外線防透け」の特長を備わっている。これにより、選手たちは撮影機器の高性能化に伴う赤外線カメラによる下着や身体の盗撮被害から守られるという。
無論、通気性や放熱性なども考慮され、選手たちが最大限にパフォーマンスを発揮できる素材となっている。ミズノ社の公式サイトでは「特殊な繊維が吸収した赤外線（熱）を水分の気化に利用することで生地の蒸散性を促進しました。また、特殊な繊維が人体側からの赤外線を吸収する事で、赤外線カメラに対する防透け性を向上し、特に女性アスリートを守り、競技に集中できる環境をサポートします」と紹介されている。
まさに“珠玉の一着”とも言えるユニホームについて『Business Insider』は、選手たちの盗撮被害について「今に始まったことではない」と指摘。その上で「ミズノは、アスリートの問題のある写真が盗撮者たちによってポルノサイトで投稿され、拡散される増加傾向に対抗するため特別な工夫を凝らした」と伝えた。
また、フランス紙『Le Monde』も、日本代表が採用したユニホームについて「革新的だ」と強調。「こうした動きは、被害者に深刻な結果をもたらす可能性のある女性アスリートに対する卑劣な写真撮影を取り締まる傾向が世界的に強まっている証だ」と称賛してもいる。
女性アスリートたちを盗撮被害から守り、実力を発揮させる日本の技術は、世界から高く評価されている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
