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パリ五輪で復活誓うマーメイドジャパン 三重の高校生が日本代表入り 勝負の演技テーマは「アリゲーター」!?
三重県鈴鹿市の高校3年生がアーティスティックスイミング日本代表に選ばれ、パリオリンピックへの復活を果たす。
地元の仲間や後輩たちから送られる思いを胸に、涙ながらにパリオリンピックへの意気込みを語る島田選手。
脚力が武器とされ、16キロのダンベルを高速で持ち上げるトレーニングをこなす島田選手は、日本代表でも重要なポジションを担う。
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東京オリンピックでメダルなしの屈辱から3年。7月26日に開幕するパリオリンピックで復活を誓う“マーメイドジャパン”ことアーティスティックスイミング日本代表。三重県鈴鹿市の高校3年生が、熾烈な争いを勝ち抜き代表入りを果たしました。
激しい争いを勝ち抜き、アーティスティックスイミング日本代表にメンバー入りしたのは、三重県鈴鹿市の島田綾乃選手(18)。市内の学校に通う高校3年生です。
6月30日、島田選手が所属する「みえアーティスティックスイミングクラブ」のメンバーたちが、手作りの壮行会を開催しました。後輩たちにとって島田選手は憧れの存在。「尊敬しています。ああなれたらいい」「脚が自由自在に暴れてるみたいに踊っている」と話し、地元に戻った島田選手を、目を輝かせながら出迎えていました。
小学2年生からこのクラブで練習に励み、日本代表にまで成長した島田選手。地元の仲間や後輩たちから目一杯の思いをもらい、改めて、みんなの前でパリオリンピックへの思いを語ろうとした、そのとき…涙が溢れ出ました。
アーティスティックスイミング 日本代表 島田綾乃選手:
「泣けてくるぐらいつらかったけど、この強い思いをパリの舞台でぶつけてきます。応援よろしくお願いします」
中京テレビ「キャッチ!」では、去年の春から島田選手の取材を続けてきました。オリンピックを目前に控えた今現在の率直な気持ちを聞いてみると、島田選手はこのように話してくれました。
アーティスティックスイミング 日本代表 島田綾乃選手:
「(パリオリンピック出場を)目標にしていたのでうれしい気持ちと、ワクワクドキドキした気持ちです。(オリンピックは)誰もが注目する大きな舞台なので、そこは楽しんでいきたいです」
オリンピック3大会への出場経験をもつ武田美保コーチは、“ずば抜けた脚力”が島田選手の武器だと話します。
みえアーティスティックスイミングクラブ 武田美保コーチ:
「立ち泳ぎの脚力がすさまじくある。立ち泳ぎのポジションにしても、ピッチ(足の回転数)をあげるにしても、卓越している」
日本代表のトレーニングでも、16キロのダンベルを深さ3メートルのプールの底から5~6秒で持って上がるといいます。この浮上の速さは日本代表でもトップレベル。チームの武器になると、武田コーチも太鼓判を押します。
島田選手はその脚力をいかして、水上でジャンプをする選手を持ち上げる大事なポジションを担っています。