【バレー】石川祐希「金メダルを取れるかが全て」 パリ五輪で52年ぶりの快挙へ決意新た

AI要約

バレーボール男子日本代表の石川祐希主将が、パリ五輪での金メダル挑戦を公言。

チーム目標を金メダルに設定し、52年ぶりの快挙に意気込む。

目標は達成したものの悔しい思いを感じたVNL後、パリ五輪での挑戦を強く誓う。

 バレーボール男子日本代表の石川祐希主将(28)が、目前に迫るパリ五輪での金メダル挑戦を改めて公言した。

 10日、都内で取材会に出席。前日の全体ミーティングでチーム目標を金メダルに設定したことを明かし「このチームでどれだけいい成績を残せるか、このチームで金メダルを取れるかが全て」と、72年ミュンヘン大会以来52年ぶりの快挙へ向けて意気込みを語った。

 先月まで行われた国際大会ネーションズリーグ(VNL)では史上初の銀メダルを獲得も、「目標は達成したけど、非常に悔しい思いを感じた大会だった」と満足感はない。29年ぶりに準々決勝進出を果たした東京五輪よりも「懸ける思いは強い」というパリへ。日本を世界ランキング2位に押し上げた絶対エースは「世界のトップを目指せるチームになりつつある」といい、「簡単に勝つことは難しいけど、五輪で勝つことこそ、今までやってきた、僕たちが強くなった証明ができる」と、自覚たっぷりに話した。

 初戦はVNL予選ラウンドで苦戦を強いられたドイツ。対戦のなかった主力選手も参戦予定で、油断できない相手だ。全体の開幕戦となる一戦に、石川は「初戦が一番重要だと思っている」と警戒。「簡単ではないがストレートで勝つ」と、流れを呼び込む勝利を宣言した。

 17年に来日し東京五輪後から指揮を執るフランス出身のフィリップ・ブラン監督が「新たな歴史をつくる」と位置付ける今大会。石川が先頭に立つ「チームジャパン」が、パリの頂きを飾る。