大谷翔平、満塁のチャンスに空振り三振…一度も出塁できずに連続試合盗塁もストップ

AI要約

大谷翔平が無安打に終わり、チームも4連敗を喫した試合。大谷は満塁の好機で空振り三振を喫し、盗塁もならず、敗戦に終わった。

チームメートであるマーシュが大活躍し、大谷と再会を喜んだが、試合では大谷を凌駕して活躍し、フィリーズが3連勝を果たした。

 【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は11日(日本時間12日)、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に1番指名打者で出場し、2三振を喫して4打数無安打だった。連続試合安打、盗塁は4で止まった。チームは1―5で敗れ、5連敗した5月下旬以来の4連敗となった。

 ナ・リーグ優勝争いのライバルとなるフィリーズに対し、3連敗となったドジャース。大谷も5試合ぶりに無安打に終わった。二回一死満塁の好機で相手先発の右腕ノラの内角低めのナックルカーブをとらえられず、空振り三振を喫するなど、ブレーキとなった。出塁できなければ、4試合連続で決めてきた盗塁を仕掛けることもできず、最後まで流れを変えられなかった。

 一方、大谷のエンゼルス時代のチームメートで、今はフィリーズに所属するマーシュは大活躍。右越えの9号ソロに加え、右翼線への適時三塁打を放って4打数2安打2打点だった。3連戦初戦の試合前には大谷と笑顔で言葉を交わし、再会を喜んでいたマーシュ。大谷の前で躍動し、チームは3連勝となり、「僕らにとっては大事なシリーズだった。自分たちの立ち位置を確認するための大きな試練だったけど、力を発揮できたと思う」と手応えを語った。