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アップデート不発気味のRB、今が正念場? リカルド「シーズンの今後を大きく左右する重要な時期だ」
RBのダニエル・リカルドは、チームの最新アップデートが効果的か疑問視されており、次のステップが重要であると考えている。
RBはアップデート後にパフォーマンス不足を経験し、原因を特定するための作業を進めている。
ハースが成功を収める中、RBは必要なアップデートを実施して中団争いで優位性を取り戻す必要がある。
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RBのダニエル・リカルドは、チームによる最新のアップデートについて効果が疑問視されている中、”決断の時”が迫っていると考えている。
角田裕毅がポイントを積み重ねるなど、中団争いで有利な立場にいたRBはライバルを突き放すべく、スペインGPでフロアやリヤウイング、ボディワークを含むメジャーアップデートを実施した。
しかしその後チームはパフォーマンス不足に苦しみ、問題の原因がどこにあるのか分からず混乱に陥った。
最近のレースでは、どのパーツが機能しどのパーツが機能していないのか、問題の切り分けが進められ、新しいウイングのいくつかのエレメントが問題を引き起こしていることが分かったようだ。
3連戦が終わり、夏休み前最後の2レースまで少し余裕がある今、次のステップに関する決断が今季残りのシーズンを大きく左右するかもしれないとリカルドは考えている。
RBにとってアップデートの状況を把握することがいかに重要かという質問に対し、リカルドは「これは本当の意味での分岐点になるかもしれない」と答えた。
「F1は常にベストな判断を下す必要がある。一瞬一瞬が重要なんだ。でも僕たちのアップデート(とシミュレーションと)の相関関係、理解度は言うまでもなく次のアップデートで何をするか、そしてそれをどれだけ理解できるかを左右する」
「今学んだことが、10月や11月に僕たちのマシンの状態がどうなるかを左右する。だから僕たちにとって本当に重要な時期なんだ」
今はチームの技術部門が正しい決断を下せるか次第ではあるものの、マシンに何が起きているのかを理解するためには、ドライバーができるだけ多くの情報を提供することが不可欠だとリカルドは語った。
「言うまでもなく僕はエンジニアではないし、空力の専門家でもない」
「でもこういう瞬間には、ドライバーとしてできる限りのことをするのが義務だと感じている」
「フィーリング、フィードバック、ポジティブなこと、ネガティブなこと、他のマシンとの比較、すべてを彼らに伝えるんだ。僕たちがなぜ今この位置にいるのか、その理由をできるだけ理解してもらうためにね」
「僕はテーブルの上に多くのモノを出してこう言うんだ。『みんな、これでなんとかしてくれ』ってね。そこにすべてを吐き出すしかないんだ」
「彼らが原因を理解してくれることを願っているし、シミュレータに関してもそうだ。僕たちがシミュレータで感じたことを彼らが実車に反映してくれることを願っている」
「チームの努力だ。でもそうだね、この3週間は僕たちにとって少し課題があった」
中団チームの中でハースが成功を収めているため、RBはアップデートを成功させる必要性に迫られている。
ニコ・ヒュルケンベルグが2戦連続で6位入賞を果たしたことで、ハースはRBを逆転。4ポイント差をつけてコンストラクターズランキング6番手に浮上したのだ。
最近のレースで最も驚かされたチームについて尋ねられたリカルドは、次のように答えた。
「ここ数週間は間違いなくハースだね。ニコが2週連続で大活躍して、突然コンストラクターズランキングで6番手になったんだ。3ポイントか4ポイント差だ」
「このスポーツは移り変わりが激しく、決して休むことができない。だからこそ僕たちは数週間前にアップデートを行ない、プッシュしているんだ。僕たちは数レースごとにアップデートを実施しているけど、彼らはアップデートがうまく機能しているようだ」
「今回のアップデートは、確かに僕たちが望んでいたほどのモノではなかった。でも、それは努力不足のせいではない」
「今が試されるときだ。今シーズンはとても好調に見えたが、今はある種の停滞期にある。正しいステップを踏まなければならない」
「部屋の中でテーブルを投げるわけにはいかない。もちろんみんなフラストレーションを溜めているけど、今は建設的に、みんなをまとめる必要がある。モチベーションを高めるためでもあるんだ」
「ハースを見ると、彼らは明らかに何かを見つけた。だからラップタイムが出ているんだ。僕らにも見つけられるものがある。だからそれを確実に見つけなければならない」