カブス今永昇太が約1か月ぶり8勝目、メジャー最多147発打線を6回0封…球宴登板へ強力アピール

AI要約

カブスの今永昇太投手が、オリオールズ戦で約1か月ぶりの8勝目を挙げた。

今永はア・リーグ東地区首位を独走するオリオールズの打線を封じ、6回6安打無失点の投球を披露した。

今永はオールスター戦への選出も決まり、大谷翔平との再共演に向けて期待が高まっている。

カブス今永昇太が約1か月ぶり8勝目、メジャー最多147発打線を6回0封…球宴登板へ強力アピール

◆米大リーグ オリオールズ―カブス(10日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 カブスの今永昇太投手が10日(日本時間11日)、敵地のオリオールズ戦に先発し、6回6安打無失点1四球6奪三振で約1か月ぶりの8勝目(2敗)を挙げた。

 ヤンキースを上回り、ア・リーグ東地区首位を独走する若きタレント軍団のオリオールズ。MLB最多チーム本塁打147本を誇る打線を封じた。

 今永は初回、1死一、二塁のピンチで4番サンタンダーと5番ウェストバーグを連続三振とした。2回に2点の援護をもらうと、本来のテンポの良い投球でオ軍打線に対抗した。2回には先頭のヘイズに二塁打を打たれたが、後続を退けた。3回もヘンダーソンとの2度目の対決を中飛にしとめるなど無失点。4回はこの試合で初めて3者凡退とした。5回、鈴木誠也外野手の適時打でさらに1点の援護をもらうと、6回、1死一、二塁のピンチ。投手コーチがマウンドに向かったが続投。6番ヘイズとの対戦で、低めギリギリへの直球で見逃し三振。続くマテオからも空振り三振を奪った。5月18日(対パイレーツ)で7回0封して以来の6回無失点。この回までで降板となった。

 前回登板は3日、本拠でのフィリーズ戦だった。MLB最高勝率のナ東地区首位を相手に、6回を投げて6安打3失点8奪三振と奮闘した。両リーグの最高勝率球団との連戦で、存在感を見せつけた。

 7日(日本時間8日)、16日(同17日)にレンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンで開催されるオールスター戦に選出された。球宴まで中5日となり、本番での登板機会も期待されている。

 WBC以来の夢の共闘が実現する。昨年3月に世界一を達成した侍ジャパンの大谷翔平(ドジャース)と再びに顔をそろえることになった。「まさかそういう場で、再び会える機会があるとは思わなかった。彼はこの世界でもトップを走り続けている選手なので。そういう選手が何をしているのか、見れるいいチャンスだと思います。成功の秘けつだったり、そういうものを見てみたい。同じ言語をしゃべる人が(ベンチに)いるっていうのは、心の安心にもつながります」と語っていた今永。球宴での登板へ向けて最高のアピールとなった。