【阪神】大竹耕太郎が6回5安打1失点で降板 目標の完投は逃すも試合作った

AI要約

阪神大竹耕太郎投手が6回1失点の好投を見せるも、初回に先制点を許す

大竹投手は投球ごとに独自の「キャラ設定」をしており、今回は「夏休みの公園に生えている雑草」と位置づけて力強いピッチングを披露

代打を送られて完投は逃したものの、6回83球で5安打1失点の内容で6勝目を挙げる

【阪神】大竹耕太郎が6回5安打1失点で降板 目標の完投は逃すも試合作った

<阪神-ヤクルト>◇10日◇甲子園

 阪神大竹耕太郎投手(29)が6回1失点で降板した。

 初回に先制点を許した。先頭のヤクルト宮本に中前打。増田が送った1死二塁から、この日3番に入った村上にセンターへ運ばれた。だが、その後は緩急自在の投球でヤクルト打線をかわした。

 投げるたびに、自身で「キャラ設定」をしているという。前回3日広島戦のときは「ギアチェンジ、ギアを低めの自分」として、スローボールなど力を抜くところは思い切って抜くピッチングで7回1失点。5勝目を挙げた。

 今回は「夏休みの公園に生えている雑草」に設定。その心は「家の近くの公園思い出したら、どんだけ草を刈ってもすぐ生えてくる。日差しで光合成して…。暑いじゃなくて、そっちに変えて。そういう(雑草のような力強さの)イメージです」と話す。「暑さっていうとどちらかというとネガティブなイメージが自分の中で強いので、それをポジティブに変えられるように」という気持ちからだ。

 6回の攻撃で代打を送られ、目標としていた完投は逃したが、6回83球、5安打1失点。試合をしっかり作り、6勝目の権利を持ってマウンドを降りた。