川島ジム期待の比連崎爽晏楽が区切りの10勝目 川島郭志会長は及第点も注文「倒さないと」

AI要約

日本スーパーフライ級11位の比連崎爽晏楽が区切りの10勝目を達成し、椎名善聴との8回戦で判定勝利を収めた。

比連崎は5連勝を飾り、日本王座獲得を目指しアマチュア出身ボクサーとのスパーリングを増やす決意を示した。

所属ジムの川島会長は、今回の試合で及第点を出し、今後の更なる成長を期待している。

川島ジム期待の比連崎爽晏楽が区切りの10勝目 川島郭志会長は及第点も注文「倒さないと」

<プロボクシング:アンタッチャブル・ファイト>◇1日◇東京・後楽園ホール

 日本スーパーフライ級11位比連崎爽晏楽(ひれざき・そあら、27=川島)が区切りの10勝目を飾った。A級(8回戦以上)昇格初戦の椎名善聴(30=FLARE山上)との同級8回戦に臨み、3-0(78-73×2、79-72)の判定勝利を挙げた。リズムの良い左ジャブ、ワンツー、右ショート、右ボディーアッパーで攻め込み、最終10回には右アッパーでダウンを奪取し、力の差をみせつけた。通算戦績は10勝2敗となった。

 これで5連勝となった比連崎は「(ダウン奪取した右アッパーの)感触はあまりなかった。無理にいかずワンツーで攻めて倒せればと思った」と冷静に振り返った。2ケタに乗せる10勝目をマークし「良かったです」と照れ笑いも浮かべた。将来的な日本王座獲得を見据え、アマチュア出身ボクサーとのスパーリング機会を増やしているという。比連崎は「(日本)ランカーとやれるように早くレベルアップし、アマ出身選手ともやれる選手になりたい」と決意を新たにした。

 所属ジムの川島郭志会長(54)は「勝てたことで合格です。勝つことが大事だった」と及第点を出した。ただジム期待の選手としてメインイベンターを任せているだけに、同会長の求めるレベルは高い。「今回、対戦相手とは実力差はある。日本チャンピオンを狙うなら、倒さないといけない。倒せないならテクニックで『魅せる』とか。試合中で組み立てていかないといけない。メインなので厳しい言葉になるが、頑張ってほしい」と注文をつけていた。