青学大・西川 連覇&首位打者へ「あとは結果を出すだけ」 10日開幕全日本大学野球選手権

AI要約

第73回全日本大学野球選手権は神宮と東京ドームで開幕し、青学大の西川史礁が連覇と個人タイトルを目指す意気込みを語った。

昨年の優勝校青学大は23勝1敗の優勝歴を持ち、今大会でも優勝を目指す主将は4冠達成を意気込む。

また、9年ぶりの出場となる早大の印出主将や大商大の渡部も、優勝を目指す意気込みを示している。

青学大・西川 連覇&首位打者へ「あとは結果を出すだけ」 10日開幕全日本大学野球選手権

 「第73回全日本大学野球選手権」は10日、神宮と東京ドームで開幕する。9日は都内で開会式が行われ、連覇を狙う青学大で今秋ドラフト1位候補にも挙がる外野手の西川史礁(みしょう=4年)は「リーグ戦が終わってから、しっかり調整してきた。あとは結果を出すだけです」と意気込みを語った。

 17年ぶりに出場した昨年は常広(現広島)、下村(現阪神)の投手二枚看板を武器に優勝。青学大にとっては過去6度の出場で優勝5度、準優勝1度の通算23勝1敗で勝率・958を誇る相性の良い大会でもあり、主砲は「今大会も優勝して、個人としては首位打者を獲りたい」と目標を掲げた。

 3月に行われた欧州代表との強化試合で、侍ジャパンに飛び級で選出された大学生4人の中で、今大会には西川が唯一の出場となる。春秋のリーグ戦と明治神宮大会を合わせた4冠へ向けても「昨年は秋の神宮大会で悔しい思いをした。今年こそ全部勝てるように頑張りたい」と強い決意をにじませた。(村井 樹)

 ≪早大9年ぶり出場 印出主将「粘り強く泥くさい野球でV」≫早大は優勝した15年以来の出場に、今秋ドラフト候補でもある印出主将は「9年ぶりの出場なので、リーグ戦と変わらず粘り強く、早稲田らしい泥くさい野球で優勝したい」と力を込める。初戦は中央学院大―大商大の勝者と戦う。同じくドラフト候補の大商大の主砲・渡部とは開会式前に並んで取材を受け「まずはでかいなと思った。勝ち上がってきたら初戦の相手なのでしっかり研究したい」と捕手として警戒していた。