キングカメハメハ 19年目で待望の顕彰馬入り!父子3代での殿堂入り

AI要約

キングカメハメハが75%の得票率を超え、顕彰馬入りを果たした。競走生活から種牡馬としての成功までを振り返り、関係者の喜びのコメントも紹介。

キングカメハメハはNHKマイルCやダービーなどの実績を持ち、種牡馬としても世界的な成功を収めた。多くの活躍馬を輩出し、待望の顕彰馬となった経緯を述べる。

登録抹消から20年以内に選定される対象となり、19年目に受賞が実現。キングカメハメハの生涯と功績を称える。

キングカメハメハ 19年目で待望の顕彰馬入り!父子3代での殿堂入り

 ついに手が届いた。キングカメハメハは過去3年の得票率が21年は69%、22年に71%、23年が65%。選出要件の75%まであと一歩だった。今年は81・3%で大願成就。既に受賞している子ロードカナロア、その子アーモンドアイに続く形で、父子3代の顕彰馬入りとなった。

 馬主の金子真人氏は「キングカメハメハの競走生活は短いものではありましたが、種牡馬として活躍の場を得られたことでわれわれ関係者と彼の夢は続きました」と喜びのコメント。管理した松田国英元調教師も「光栄に、そして感謝しております。G1を勝利した産駒たちは凄い成績を積み上げ、種牡馬や種牝馬としても素晴らしいと思っております」と話した。

 19年8月にこの世を去った同馬は04年にNHKマイルC、ダービーの“変則2冠”を達成。その後に屈腱炎を発症して引退、同年10月に登録抹消となった。種牡馬入り後は世界の短距離王ロードカナロア、2冠馬ドゥラメンテ、3冠牝馬アパパネ、ダートの猛者ホッコータルマエなど多くの活躍馬を送り出した。選定対象は登録抹消から1年経過して20年以内。残りわずかの対象期間だった中、ノミネート19年目で待望の受賞となった

 ▼キングカメハメハ 父キングマンボ、母マンファス(母の父ラストタイクーン)01年3月20日生まれ 現役時代は栗東・松田国厩舎所属 馬主・金子真人氏 生産者・北海道早来町(現・安平町)のノーザンファーム 戦績8戦7勝(重賞4勝) 総獲得賞金4億2973万3000円 馬名の由来はハワイ全島を統一したカメハメハ大王。