渋野日向子「全然、ダメだ」 ショットに手ごたえもグリーン上で苦戦

AI要約

渋野日向子は1バーディ、1ボギーでイーブンパーのスコアを残し、パッティングの課題を抱えるものの、ショットの感触は悪くないと感じている。

グリーン上の苦手意識を克服し、修正を加えることで上位進出を目指す意欲を見せている。

3年連続で出場しているが、アンダーパーを記録した経験は1度だけであり、今年こそ好成績を残したいという思いがある。

渋野日向子「全然、ダメだ」 ショットに手ごたえもグリーン上で苦戦

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 初日(11日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

「全然、ダメだ」。この日は何度もグリーン上で悔しさを見せた。渋野日向子は1バーディ、1ボギー「71」で終え、イーブンパー52位。ショットが悪くない反面、パッティングでスコアを作れなかったことに深いため息を吐いた。

「本当にグリーン上がもったいない。これだけのパーオン率でイーブンパーというのは、ちょっと内容的にはショック」。この日のパーオン率は89%(16/18)とショットの感触は悪くない。前半5番(パー3)も傾斜をうまく使って手前3m弱のチャンスにつけたが、カップのわずか左を逸れて入らず。

チャンスにつけても決められないもどかしさを感じながらパーを重ね、13番で3パットをたたいてボギーが先に出た。「ちょっと上って、下ってのパットでかなり打ってしまっての3パット」。14番でも似たような傾斜のバーディパットが残ったが、「今回はタッチを合わせるぞと思ったら入ってくれた」と4m前後を入れてバーディのバウンスバックを決めた。

「やっぱり、ここのグリーンに苦手意識はあったかな」と苦戦したのはライン読み。傾斜が強いグリーンは毎年攻略に苦戦してきたが、「ラインの問題だと感じている分、修正はしやすい」と切り替えた。

本大会には3年連続3回の出場だが、アンダーパーで回れたのは1度だけと「あまり良い思い出がない」と言う。それでも今年は好調なショットで、スコアを落とすことなく初日を終えた。

「ショットの感覚は悪くない。しっかりと攻めないと上位にはいけないと思うので、頑張りたい」と、あすの巻き返しを図る。(フランス・エビアン/谷口愛純)