熊本震災で甚大な被害受けた熊本競輪場、8年4か月ぶりの本場開催前に模擬レース実施 

AI要約

熊本競輪場が熊本地震からの復興を果たし、8年4カ月ぶりに本場開催を再開。

模擬レースが行われ、選手や関係者は事故や再発走などに備えて対応を図る。

選手たちは新しい400バンクについてクセがあり、先行が有利と感じている。

熊本震災で甚大な被害受けた熊本競輪場、8年4か月ぶりの本場開催前に模擬レース実施 

 16年4月の熊本地震で甚大な被害を受け、16年3月の開催を最後に本場開催がストップしていた熊本競輪場。500バンクから400バンクに生まれ変わり、7月20日のF1競走「能登半島支援 熊本競輪再建記念」で8年4カ月ぶりに本場開催がスタートする。それを前に4日、模擬レースが開催された。

 集合、選手紹介、レースと本番さながらのスケジュールで行われ、事故や再発走など、あらゆる事態の想定をして関係者も対応した。

 G1タイトルホルダーの合志正臣は新バンクについて「もちろん前の500とは全然違う。400だけどクセがありますね。直線の長さはそこまで気にならない。先行有利だと思う。コーナーが前橋みたいな感じ。33バンクのような」と感想を語った。

 日本競輪選手会熊本支部支部長を務める西島貢司は

「いよいよですね。(始まる)実感が沸いてきた」と語り「目標が前に見えるようになって、選手たちも(気持ちが)引き締まってきたように感じる。この日が来るのを選手だけでなくファンの皆さんも待ち遠しかったと思う。皆さんに喜んでもらえるレースができるように選手一同、頑張っていきたい」。最後は熊本支部を代表して意気込みを示した。