【日本ハム】新庄監督「いや~、こんな勝ち方するとはねぇ」 サヨナラ勝ちで5割復帰&3位浮上

AI要約

日本ハムは楽天戦で延長10回の末にサヨナラ勝ちし、勝率を5割に戻して3位に浮上。

打線が逆転劇を演じ、田宮の適時打で連敗を免れる。

新庄監督は選手たちの成長を褒め、接戦勝利をチームの成長につながると期待。

【日本ハム】新庄監督「いや~、こんな勝ち方するとはねぇ」 サヨナラ勝ちで5割復帰&3位浮上

 日本ハムは16日の楽天戦(エスコン)に延長10回の末、5―4のサヨナラ勝ちを飾り、勝率を5割に復帰。リーグ3位タイに浮上した。

 先発した山崎が2回、阿部から先制ソロを被弾。6回にも浅村に8号2ランを許すなど中盤まで苦しい展開を強いられた。しかし、打線が3点ビハインドの7回に粘りを発揮。二死一、二塁から郡司が三塁手を強襲する左前適時打、直後の二死一、二塁ではレイエスが左翼ポール直撃の8号3ランを放ち、一気に逆転に成功した。

 その後、8回に楽天に追いつかれたものの、延長10回二死二塁から途中出場の田宮が中越え適時打を放ち、連敗を逃れた。

 4時間に及ぶ試合が劇的な幕切れに終わったせいか、試合後の新庄剛志監督(52)は「いや~、こんな勝ち方をするとはねぇ」と満面の笑み。「みんなよくやってくれてますよ」と最後まで粘りを見せたナインをねぎらった。

 前夜は16失点という屈辱的な敗戦を喫したが、この日は逆に高いレベルでの接戦を制した。そんな背景もあるためか、指揮官は各選手の成長に目を細めながらこう話した。

「昨日のゲームみたいな試合の後ってこういう接戦の試合が多い。でも、そういう試合を取れたというのは、選手たちにも自信になるし。こういう戦いをすることですね。1つのエラーをしない、全力疾走をする。しっかりバントを決める。で、決めるべき選手が決めるっていうところで乗っていけるようなチームになれば。間違いなく(チームは)上に行きますよ」

 死闘を制し、手応えをつかんだのか、最後はチームへの期待に語気を強めていた。