PFAS問題の原因究明調査 9月中に実施 千葉県鎌ケ谷市

AI要約

鎌ケ谷市が市内の井戸から検出された有機フッ素化合物の調査を実施することを発表。

調査では軽井沢地区の井戸の深さなどを測定し、汚染源特定を目指す。

市は飲料水供給の体制整備や住民への支援策を進めており、柏市も同様の支援を計上する。

PFAS問題の原因究明調査 9月中に実施 千葉県鎌ケ谷市

 市内の井戸から暫定指針値を超える有機フッ素化合物「PFOS」と「PFOA」が検出された問題で、千葉県の鎌ケ谷市は9月3日、原因を究明するための調査を9月中に実施すると発表しました。

 鎌ケ谷市によりますと、調査はこれまで水質調査を行い結果の出ている軽井沢地区の井戸48か所のうち10か所を対象に取水地点の深さなどを測定します。

 同様の調査を行う柏市などと調査結果を共有するなどして汚染源を特定し、原因の究明につなげたい考えです。

 鎌ケ谷市では4月から軽井沢地区の井戸88か所を調査し、今のところ20か所でPFOSとPFOAの数値が指針値を超えました。

 このうち飲用として使っていた井戸が13か所あったため、市は地区の公共施設で飲料水を供給できる体制を整備しました。

 また対象の住民がウォーターサーバーや浄水器を設置する場合の助成にも取り組んでいて、柏市も3日、同様の支援を行うための費用を9月補正予算案に計上したと発表しました。