全国コロナ感染者数、3週連続で減少 東北や山陰の9道県では増加

AI要約

厚生労働省は、全国の定点医療機関に新型コロナウイルス感染者数の減少傾向が続いていることを発表した。前年同期比では感染者数が大幅に低下している。

岐阜県が最多の新規感染者数を記録しており、9つの都道府県で感染者数が増加していることも判明している。

さらに、新規入院患者数やICUへの入院患者数も減少傾向にあり、病院の負担が軽減されていることが示されている。

全国コロナ感染者数、3週連続で減少 東北や山陰の9道県では増加

 厚生労働省は23日、全国に約5千ある定点医療機関に12~18日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計3万9295人で、1定点あたり8・50人だったと発表した。前週(10・48人)の約0・81倍で、3週連続で減少した。昨年の同時期は1定点あたり17・84人だった。

 都道府県別の最多は岐阜の17・46人で、岩手15・06人、鳥取14・72人と続く。東京3・63人、愛知13・15人、大阪4・58人、福岡7・18人だった。9道県で増加した。

 18日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は3619人で、前週(4232人)から613人減少。集中治療室(ICU)に入院した患者は147人で、前週(189人)から42人減った。(藤谷和広)