無施錠の机から複数回「生活費を補填」 職場の互助会費盗んだ30代職員を停職15日 瀬戸内町

AI要約

鹿児島県瀬戸内町の職員が互助会費を盗んだため、停職処分を受けた。

盗んだ金額は全額返納され、刑事告訴はされない。

町長は信頼回復に努める意向を示した。

無施錠の机から複数回「生活費を補填」 職場の互助会費盗んだ30代職員を停職15日 瀬戸内町

 鹿児島県瀬戸内町は31日、職場の互助会費7万3000円を盗んだとして、30代職員を停職15日間の懲戒処分にしたと発表した。30日付。全額返納されており、刑事告訴しない。職員が特定される恐れがあるとして性別、役職は非公表とした。

 町によると、職員は昨年8月から今年4月、約10人の係で毎月1人千円ずつ積み立てていた互助会費の一部を、保管責任者の無施錠の机から数回にわたり盗んだ。同月16日、歓迎会を開くため責任者が金額を確認した際、発覚した。「生活費の補填(ほてん)に充てた」と話したという。

 鎌田愛人町長は「公務員の基本に立ち返り、職務を誠心誠意遂行し、一日も早い信頼回復に全力を尽くす」とのコメントを出した。