小4男子児童を投げ飛ばした教師 「女の子に手を挙げるのはアカンと指導したかった」1カ月の停職処分に

AI要約

大阪府泉大津市立小学校の男性教師が、クラスメイトの女子児童とトラブルになっていた男子児童に体罰を加え、全治2週間のケガを負わせた事件が発生。

男性教師は、児童を投げ飛ばしたり平手打ちするなどの暴力行為を行い、ケガを負わせたが、他の教職員や保護者に報告しないまま放置。

男性教師は1カ月の停職処分を受け、他の教員も懲戒処分を受けるなど、大阪府教育委員会が教育環境を向上させるための措置を取っている。

小4男子児童を投げ飛ばした教師 「女の子に手を挙げるのはアカンと指導したかった」1カ月の停職処分に

大阪府教育委員会は、クラスメイトの女子児童とトラブルになっていた小学4年の男子児童を投げ飛ばすなどの体罰を行い、全治2週間のケガをさせたとして、大阪府泉大津市立小学校の男性教師(55)を1カ月の停職処分としました。

大阪府教育委員会によると、泉大津市立小学校の55歳の男性教師は去年10月、担任を務める4年生のクラスで、女子児童を追いかけたり、机を押しつけたりしてトラブルになっていた男子児童に対し、教卓付近に向けて2メートルほど投げ飛ばして転倒させたり、ほほを平手打ちしたりしました。

男性教師は、この男子児童が体罰後に足を引きずる様子を確認しましたが、教室の常備薬ですり傷を消毒する対応にとどめ、保健室に連れていかず、保護者や管理職にも報告していませんでした。

男子児童は、転倒したはずみで教卓の脚で後頭部を打った打撲などで、全治2週間のケガをしました。

男性教師は、教育委員会の聞き取りに対し「女の子に対して手を挙げるのは絶対にあかんと指導したかった。自分の判断でケガの程度は大したことはない。被害児童が大げさにふるまっていると判断した。大変申し訳なく思っています」と話しているということです。

大阪府教育委員会は、この男性教師を停職1カ月の懲戒処分としました。

大阪府教育委員会はこのほか、病気休職中、日課のランニング後にコンビニで缶チューハイと缶ビールを万引し、追いかけてきたコンビニのオーナーともみ合いになってけがをさせ、警察に現行犯逮捕された大阪府立八尾高校の男性教師(41)を懲戒免職処分とするなど、3人の教員に対する懲戒処分を発表しました。