スーパーで約52万円の強盗 フィリピン籍の男に懲役3年執行猶予5年の判決 広島県福山市

AI要約

広島県福山市内のスーパーで現金約52万円が奪われた強盗事件で、広島地裁福山支部は、実刑判決を言い渡した。

フィリピン国籍の男が、店内で布で覆った電動工具を使い、52万円を奪った経緯が明らかになった。

裁判官は犯行の大胆さと非難を強調しつつも、反省や被害賠償の面でも考慮し、執行猶予付きの判決を下した。

広島県福山市内のスーパーで現金約52万円が奪われた強盗事件で、広島地裁福山支部は、強盗などの罪に問われたフィリピン国籍の男(29)に、実刑判決を言い渡しました。

判決によりますと、尾道市在住の男は、2023年12月、別の男とともに福山市内のスーパーに押し入り、店員に布で覆った電動工具を突きつけ、レジから現金約52万円を奪いました。

判決で、広島地裁福山支部の松本英男裁判官は「被害額は多額で、店内で包丁を示すなど犯行は大胆で粗暴。借金返済のために行った犯行で、強い非難が向けられる。刑事責任は重い」と指摘しました。

一方で、「8割以上の被害賠償をしており、反省も示している」ことなどから、懲役3年執行猶予5年を言い渡しました。