100万円詐取疑いで女再逮捕 ロマンス詐欺、出し子役担う 二本松署

AI要約

福島県二本松市の女性がSNSを通じて現金をだまし取られた「ロマンス詐欺」事件で、詐欺容疑で再逮捕されたフィリピン国籍の女について、組織的な詐欺グループの関与が疑われている。

女が仲間と共謀し、SNSで日本人男性医師を装って女性に現金を振り込ませる詐欺を働いた疑いが持たれている。

警察は全容解明を進めており、女が出し子役を担っていたことや口座振り込みの仕組みについて調査を進めている。

 福島県二本松市の女性が交流サイト(SNS)を通じて現金をだまし取られた「ロマンス詐欺」事件で、二本松署は29日午後1時20分ごろ、詐欺の疑いで愛知県豊田市、フィリピン国籍の女(67)を再逮捕した。

 同署は女が現金を引き出す「出し子」などを担っていたとみている。女自身の口座に振り込ませた現金を「知らない人の口座に送金した」などと供述していることから、組織的な詐欺グループが関わっているとみて全容解明を進めている。

 再逮捕容疑は昨年12月9日ごろ~同28日の間に、仲間と共謀してSNSでウクライナ在住の日本人男性医師などになりすまし、女性に恋愛感情を抱かせるようなメッセージを送信。現金を貨物として女性に配送するための送料などの名目で昨年12月28日、女名義の口座に現金100万円を振り込ませた疑い。