自治会費 約750万円を着服 元斑鳩町議の男に2年4カ月の実刑判決/奈良

AI要約

地元の自治会費およそ750万円を着服した元斑鳩町議の男が懲役2年4カ月の実刑判決を受けた。

大森恒太朗被告は20回にわたって自治会の費用を着服し、悪用した立場を重く見なされた。

裁判官は反省の態度や治療への取り組みを考慮したが、刑事責任の重さから実刑判決を出した。

自治会費 約750万円を着服 元斑鳩町議の男に2年4カ月の実刑判決/奈良

 地元の自治会費およそ750万円を着服した業務上横領の罪に問われた男の裁判で奈良地裁は29日、懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡しました。

 判決などによりますと元斑鳩町議の大森恒太朗被告(41)は自身が会計を務めていた地元自治会の費用、およそ750万円を20回にわたって着服したということです。29日の判決で奈良地裁の岡田卓裁判官は「自治会の会計担当者の立場を悪用して着服行為を繰り返した」と指摘。「反省の態度を示し、再犯防止に向けてギャンブル依存症の治療を開始したことなどを考慮しても刑事責任は重い」として大森被告に懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡しました。