どじょう米栽培、中央農高(富山)でスタート アイガモロボも登場

AI要約

富山県の中央農業高校で、アイガモロボとドジョウ農法を組み合わせた水稲栽培が始まりました。

校は環境に優しいコメ作りを目指し、アイガモロボとドジョウを活用しています。

生徒たちはアイガモロボの動きやドジョウの放流を行い、収穫後には「どじょう米」として販売する予定です。

どじょう米栽培、中央農高(富山)でスタート アイガモロボも登場

 富山県の中央農業高校(富山市東福沢・大山)は28日、同校の約8アールの田んぼで、雑草の生育を抑えるロボット「アイガモロボ」とドジョウを使った「ドジョウ農法」をかけ合わせた水稲栽培を始めた。

 同校は除草剤や化学肥料を使わない環境に優しいコメ作りに取り組んでおり、2022年度にアイガモロボを導入。田んぼを動き回ることで泥を巻き上げ、水面下の光を遮って雑草の成長を抑える。ドジョウ農法では、田んぼに隣接するいけすでドジョウを育て、排せつ物を肥料にする。

 この日は、生物生産科作物科学コース稲作専攻の3年生4人が参加。アイガモロボを田んぼに浮かべて動きを確認したほか、ドジョウ約2500匹をいけすに放流。今年はドジョウの繁殖に力を入れるという。

 収穫は9月末~10月上旬を見込み、「どじょう米」として販売する。山本旭斗さん(18)は「お米の品質をさらに高め、知名度を上げたい」と話した。