負債総額は5000万円 建築金物販売業の「柿原商店」破産申請へ

AI要約

柿原商店は農協や建材店を顧客とする金物・荒物卸売業者で、1980年に設立されました。1992年には売上高約3億円を達成していましたが、競合激化やホームセンター閉鎖により業容を縮小しました。

コロナ禍による業況の悪化から、2023年8月期の売上高は4500万円まで落ち込み、破産申請の準備に入ることとなりました。負債総額は約5000万円とされています。

東京商工リサーチ今治支店によりますと、愛媛県今治市の「柿原商店」が破産申請の準備に入ったということです。

柿原商店は1980年に設立し、金物・荒物卸売業者として農協、建材店などを固定客として営業基盤を確立。1990年には今治市内にホームセンター「アップル」を開設し、1992年8月期には売上高約3億円を計上していました。

しかし、その後は大手ホームセンターの進出に伴う競合激化から伸び悩み、1998年にホームセンターを閉鎖して大幅に業容を縮小。

コロナ禍以降、業況は精彩を欠き、2023年8月期の売上高は4500万円に落ち込み、事業の継続を断念し今回の措置をとったとみられています。負債総額は、約5000万円です。