米タッパーウェア、破産法適用を申請 需要低迷で赤字拡大

AI要約

米プラスチック製保存容器メーカーのタッパーウェアブランズと複数の子会社が連邦破産法第11条の適用を申請。需要減少や赤字拡大が原因。

コロナ禍で需要一時的に高まったものの、売り上げ減少で苦戦。原材料コストや人件費、輸送費高騰で利益率が圧迫。

破産申請書類によると、推定資産は5億─10億ドル、推定負債は10億─100億ドル。

[17日 ロイター] - プラスチック製保存容器の米タッパーウェアブランズと複数の子会社が17日、連邦破産法第11条の適用を申請した。需要が減少し、赤字が膨らんでいた。

コロナ禍には自宅で料理する人が増え、食品保存の需要が一時的に高まったが、その後は売り上げ減少の食い止めに再び苦戦。コロナ禍後の原材料コストや人件費、輸送費高騰で利益率がさらに圧迫された。

同社は8月、事業継続の前提に疑義があると表明し、流動性逼迫に直面していることを明らかにしていた。疑義の表明は2022年11月以降4度目となった。

デラウェア州連邦破産裁判所に提出された破産申請書類によると、推定資産は5億─10億ドル、推定負債は10億─100億ドル。