【自民党総裁選】投開票日まで1週間…これまで全国各地で展開された論戦を県民はどう見ているのか?(静岡)

AI要約

自民党総裁選の投開票日まで1週間となり、候補者たちが全国を飛び回って論戦を繰り広げている。

静岡1区選出の上川陽子外相を推す声も多いが、一部からは政策についての懸念も示唆されている。

裏金問題や具体的な政策についても不透明な点が残る中、新たな日本のリーダーには経済、福祉、教育などの重要課題に対応してもらいたいとの声が寄せられている。

【自民党総裁選】投開票日まで1週間…これまで全国各地で展開された論戦を県民はどう見ているのか?(静岡)

自民党総裁選の投開票日まで1週間となりました。これまで全国各地で交わされてきた論戦を県民はどう見ているのか?

事実上、次の「首相」を選ぶ自民党総裁選。次の日本のリーダーは誰になるのでしょうか?県内からは、静岡1区選出の上川陽子外相が立候補しています。

先週木曜の告示以降、全国を飛び回っている9人の候補者たち。「演説会」や「討論会」は全国8か所で開催されました。19日、東京・秋葉原で行われた演説会では…。

(上川 陽子 外相・71歳)

「未来のために、そして子どもたち のために、新しい景色を皆さんと一緒に作っていきたい」「日本の新しい風景を日本初の女性総理として私に託してください」

(石破 茂 元幹事長・67歳)

「どうやって労働分配率を上げ、 人々の所得を増やしていくか」「全ての人に安心安全、それをつくるための政治を石破茂は全力で実現を致します」

(小泉 進次郎 元環境相・43歳)

「今の物価高のしわ寄せがいっている低所得の方、年金生活の方、中々賃上げができない中小企業や小規模事業者の賃上げができる環境をつくります」

(高市 早苗 経済安保相・63歳)

「総合的な国力を強くすることです」「外交力であり防衛力であり経済力であり、技術力であり、情報力であり、人材力です。今ならできます。今やらないと間に合わない」

候補者たちの論戦を静岡県民はどう見ているのか?街で聞いてきました。まずは推している候補者について。

( 60代)

「上川さんです」「やっぱり一番ものの言い方がしっかりしているし、感覚的なものだが、頭がよさそう。判断力・決断力があるし、それからうかつなことを言わない。そういうところから僕は上川さんが一番いいと思う」

(70代)

「はじめは上川さんもいいなと思っていたが、小泉さんの方がいいなと」「若いところと、新しい改革をしてもらいたい」

(県民)

「コバホーク(小林鷹之氏)が面白いと思ったが」「石破さんか小泉さんなのか」「いままで新しい改革が進んでいないので、思い切ったことをやってほしい。だから若手の方が良いと思う」

地元の上川外相を推す声も多かった中、これまでの戦いに辛口な意見も…。

(60代)

「上川さんを推していたが、政策聞いていても中身が薄いような気がする」「意欲だけが浮きだっている感じがする」

(80代)

「大臣は良いのかもしれないが、トップではないような印象」「実務の能力は高いのかもしれないが、リーダーになって引っぱっていくというのは期待薄かな」

一方、気になる裏金問題。それぞれの候補者は言及を避ける傾向にあり、慎重な姿勢をみせていることについては…。

(県民・20代)

「裏金の話がどこかに消えてしまった。9人がテレビに出てきたが、その話はなかった。総理になった人が明確にしてくれればいいのかなと思う」

(県民・30代)

「結局、詳しい説明が世間には知れ渡っていない」「もう少し対策というかちゃんとした明言をしてほしい」

そして、新たな日本のリーダーに求めることは?

(県民)

「経済と我々高齢者にとっての福祉問題とか重視してくれるとありがたい」

(20代)

「就活中なので、給料に関しての政策」「すごくホワイトな企業もあれば、ブラックなところもいくつかあると思うので、全体的大丈夫になっていけばいいなと」

(60代)

「やっぱり一つには経済。/他の国と比べて何位になるとかではなく、もうちょっと安定した経済成長ができること、そこれから二つ目には教育問題。統計をみると子どもや若い人の自殺率が意外と高い。希望の持てないような教育をしていたら日本が滅びるような気がする」

自民党総裁選の投開票日は27日金曜日。残り1週間でどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか