自民党総裁選立候補の上川陽子氏 大阪では個人演説会が開かれる

AI要約

中国で日本人学校に登校中だった児童が刺され死亡。上川外務大臣が中国側に対応を求める。

上川氏は総裁選に立候補するが、国連総会に合わせて訪米し公務と選挙活動を両立。

大阪で万博を活用する新たな未来投資を訴える上川氏。

自民党総裁選立候補の上川陽子氏 大阪では個人演説会が開かれる

 論戦が続く自民党総裁選。静岡選出の上川外務大臣は、公務と選挙戦の両立を図る考えです。

●外務大臣 上川陽子氏(71):

「登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたということに対しては、誠に遺憾であると思っておりまして、私自身大変、親御さんのご心痛も考えると胸がつぶれる思いでいっぱいでございます」

 19日朝、報道陣の取材に応じた上川陽子(かみかわ・ようこ)外務大臣。厳しい非難の言葉を述べました。

 中国で、日本人学校に登校中だった10歳の男子児童が男に刃物で刺され、死亡が確認されました。中国側から事件の背景や動機などについての説明はないといい、上川氏は「中国側に日本人の安全確保を求め、再発防止に向けて追加的な措置の検討を事務方に指示した」と話しました。

 その一方で…。

●外務大臣 上川陽子氏(71):

Q.大臣は来週、国連総会に合わせてニューヨークを訪問することになりました。総裁選挙の期間中に候補者の外国訪問は異例です。行くことになった判断は?

「私は今、総裁選に立候補し、各地域で遊説を重ねているところでございます。しかし、同時に私自身外務大臣でございますので、このような国際情勢の中におきまして、公務をおろそかにするということはできません」

23日から訪米し、国連総会に出席する上川氏。その間、陣営は代理を立てて総裁選行事を乗り切る考えです。

 19日午後5時から始まった、東京・秋葉原(あきはばら)での街頭演説会。候補者9人が揃い、選挙戦ムードの高まりを感じさせました。

 18日夜、大阪で開かれた上川氏の個人演説会。

●外務大臣 上川陽子氏(71):

「大阪は来年の万博、ものすごい期待が大きいです。外交の現場で、万博をしっかりと活用して、ここから新しい未来投資を生み出していく、そのことを一緒にやっていこうではありませんか」

 感情が高ぶったのか、演壇の前に出て、さらに熱を込めました。

●外務大臣 上川陽子氏(71):

「最後まで応援してください。押し上げてください。新しい日本の景色、そして初の女性総理を皆さんの力で立ち上がらせてください。どうぞよろしくお願い申し上げます。党員票、ぜひお願いします」

●勝つぞコール:

「それでは皆さん。上川陽子、勝つぞー!」