食事を楽しみつながり育む 高森町で民間初の子どもカフェが28日スタート【長野県】

AI要約

長野県高森町で初の子どもカフェ「おひさま」が開かれる。毎月1回、月末の土曜日を基本に開催され、子どもたちを中心に多世代が集いつながりを育む場所を提供する。

親子応援隊「おてこの会」が運営し、町教育委員会やボランティアセンターと協力して子どもカフェを始めた。地域のつながりを築くために活動を展開。

28日には福祉センターで子どもたちに無料で昼食を提供し、新たなコミュニティーを築く機会となる。運営ボランティアや食材の寄付も募集中。

食事を楽しみつながり育む  高森町で民間初の子どもカフェが28日スタート【長野県】

 長野県高森町の町福祉センターで28日、町内では民間が運営する初の子どもカフェ「おひさま」が開かれる。以降毎月1回、月末の土曜日を基本に開く計画。会場は開催日により異なる。子どもたちを中心に多世代が集い、ともに食事を楽しみながらつながりを育む場所を目指す。

 元教諭で町主任児童委員の倉沢千穂子さん(67)が代表を務める親子応援隊「おてこの会」のメンバーらが中心となって運営し、町教育委員会やボランティアセンター、安養寺などが協力する。

 同会は、コロナ禍で地域の大人と子どもとが直接関わる機会が制限される中、「子どもたちのために今できることを考え、取り組みたい」と2020年に有志で発足。小中学校の授業や保育園の行事などで、人手が足りない部分を支援するなどしてきた。

 コロナをきっかけに学校に行けなくなった児童がいるなど、活動を通じ不登校について考えを深める中、「孤食を防ぎ、新しい居場所やコミュニティーづくりになれば」と、子どもカフェの運営を決めた。

 28日は福祉センター2階で午前11時から午後2時まで開き、子どもたちに無料で昼食を振る舞う。先着30人で、24日までに予約が必要。大人は300円で利用できる。倉沢さんは「コロナで途切れてしまった地域のつながりを、子ども食堂を通じて新たに築いていきたい」と力を込め、「子どもはもちろん大人にも、気軽に遊びに来てほしい」と呼び掛けている。

 運営ボランティアや食材の寄付なども募集中。問い合わせ、予約は倉沢さん(電話090・4152・9363)へ。