米沢織や居合道体験、ネットで欧米に発信 インフルエンサーが来県

AI要約

欧米出身のインフルエンサーが東北を訪れ、米沢織や居合道を体験し、東北の魅力を発信する取り組みが行われている。

訪日客獲得のために、東北観光推進機構が影響力のあるインフルエンサーを招聘し、庄内地方や他の観光地を巡る予定である。

東北への訪日客数は増加傾向にあるものの、まだ全国の2、3%にとどまっており、認知度向上が求められている。

米沢織や居合道体験、ネットで欧米に発信 インフルエンサーが来県

 ネット上で影響力を持つ欧米出身のインフルエンサーが18日来県し、米沢織や居合道を体験した。21日まで東北の歴史文化に触れ、訪日客獲得で後れを取る本県や東北の魅力を発信する。

 東北観光推進機構が、ユーチューブやインスタグラムで10万人超の登録者、フォロワーを持つロレッタ・スコットさん(36)=米国出身、東京在住=と、ギヨーム・ジャマルさん(34)=フランス出身、同=を招いた。

 米沢市のわくわく舘では、カメラで撮影しながら、絹のコースター作りに挑戦した。「時間を忘れて夢中になれる」とスコットさん。5回目の来県というジャマルさんは「山形、東北はディープな日本を感じられる土地。有名な観光地以外の場所をもっと発信するといい」と話した。

 同機構によると、東北への訪日客は新型コロナウイルス禍前より増えているものの、全国の2、3%台で、認知度向上が求められている。19日は庄内地方で食文化に触れ、21日まで秋田、宮城を巡る。