「斬るぞ」福岡市役所で“抜刀”94歳男逮捕
福岡市役所で94歳の男性が日本刀を持ち出し、他の男性を脅したとして逮捕された事件が起きました。
男性同士のトラブルが市役所で口論に発展し、警察が駆け付けて犯人を逮捕しました。幸いなことに被害者にけがはありませんでした。
逮捕された男性は容疑を否認しており、詳細な経緯は明らかになっていません。
福岡市役所のロビーで19日、日本刀をトラブル相手の男性に見せ「斬るぞ」などと脅したとして、94歳の男が逮捕されました。
警察によりますと、19日午後1時半ごろ福岡市役所で、「男性同士がもめている。模造刀を1階ロビーで所持している」と目撃者から110番通報がありました。
駆け付けた警察が、福岡市東区の無職・手嶋武夫容疑者(94)を取り押さえ、暴力行為等処罰に関する法律違反の疑いで現行犯逮捕しました。
日本刀は刃渡りおよそ70センチで殺傷能力がある本物と確認され、手嶋容疑者は、これを鞘から抜きながら「斬るぞ」と怒鳴り、会社員の男性(28)を脅した疑いがもたれています。
男性にけがはありませんでした。
手嶋容疑者は男性(28)が勤務する会社と何らかのトラブルを起こし、市役所のロビーで待ち合わせをして口論になったということです。
手嶋容疑者は警察の調べに容疑を否認をしているということですが、供述の詳しい内容は明らかにされていません。