プライベートサウナルーム、業務用・個人用好調 不燃材で高い安全性、リフォーム業「ライフ」が参入

AI要約

建築・リフォーム業のライフは、サウナブランド「サウナハックス」と業務提携し、少人数用のプライベートサウナルームの製造、販売を行う。

ライフはサウナ事業に参入し、ZettaHaxのサウナ用電気ストーブを使用。サウナルーム製造に乗り出す。

サウナブームに乗じ、プライベートサウナの需要が高まっている中、ライフは安全性にこだわりながらサウナルームを製造。

プライベートサウナルーム、業務用・個人用好調 不燃材で高い安全性、リフォーム業「ライフ」が参入

 建築・リフォーム業のライフ(岐阜県大垣市和合新町、藤塚直人社長)は今月、サウナブランド「サウナハックス」を展開するZettaHax(仙台市、佐藤啓壮代表)と業務提携し、少人数用のプライベートサウナルームの製造、販売に乗り出した。多店舗展開するフィットネスクラブに採用されるなど、すでに業務用、個人用で販売を進めており、年2億円の売り上げ増を見込む。

 ライフは2016年創業。住宅や店舗の設計施工を手がけ、年商約8億円。業容拡大のためサウナ事業に参入、ZettaHaxのサウナ用電気ストーブを使い、ライフはサウナルームを製造する。

 サウナブームが続く中、今後は個人や少人数で楽しむプライベートサウナのスタイルが加速するとみて、ストーブは小型を中心に4種類を用意。サウナルームは少人数利用を想定した2サイズで、今後はデザイン面の拡充を図る。室内では本場フィンランドサウナの醍醐味(だいごみ)である、熱した石に水をかける「ロウリュ」も利用できる。

 大垣市内にあるライフの工場では、サウナルームの木造パネルを製造。仕上げに不燃材を使うなど、日本の住宅事情に合わせた安全性の高い仕様とする。ストーブは中国の協力工場で製造。安価な輸入品も多い中、安全性の試験を重ね、電気用品安全法に基づく特定電気用品のひし形PSE認証も取得した。

 本社1階には展示場も設け、デザインやサイズを確かめることができる。来春の完成を目指し、市内にプライベートサウナを体験できる施設を整備する。藤塚社長は「生産が間に合わないほど受注がある。今後はアウトドアサウナの商品開発も進めたい」と話す。