米タッパーウェアが破産法申請 「厳しい経済環境」が影響

AI要約

プラスチック保存容器メーカーの米タッパーウェア・ブランズが経営破綻を申請

同社は長年の経営悪化により連邦破産法の適用を決定

若い世代からの人気低迷や工場閉鎖など苦しい状況が続いていた

米タッパーウェアが破産法申請 「厳しい経済環境」が影響

(CNN) プラスチック保存容器メーカーの米タッパーウェア・ブランズが17日、米連邦破産法の適用を申請した。

ローリー・アン・ゴールドマン社長兼最高経営責任者(CEO)が、17日深夜に声明を発表。同社の財務状況が過去数年間、厳しいマクロ経済環境に強く影響されてきたことを認めた。

そのうえで「多くの戦略的選択肢を検討し、これが最善の道と判断した」と述べた。

同社は昨年4月、規制当局への申告で、経営破綻の可能性があるとの警告を発していた。

その4カ月後に債権者との間で利息減額の交渉が成立。新たな資金を調達し、返済猶予も認められたが、その後も経営悪化が続いた。

同社は今年、米国内唯一のサウスカロライナ工場を閉鎖していた。

創業から78年で、ホームパーティーでの実演販売などを通し、製品を広く普及させてきたが、近年は若い世代からの人気が下降線をたどっていた。