Anker、モバイルバッテリー2製品に発火のおそれ。自主回収を実施

AI要約

アンカー・ジャパンは、モバイルバッテリー2製品につき、自主回収を実施すると発表した。

製品の回収・交換を実施する理由や製造過程の不備について説明がされた。

安全性確保のため、品質管理やテスト基準の強化など再発防止策が進められている。

Anker、モバイルバッテリー2製品に発火のおそれ。自主回収を実施

アンカー・ジャパンは、モバイルバッテリー2製品につき、自主回収を実施すると発表した。

対象製品および対象期間は以下の通り。オンライン受付フォームからシリアルナンバーを入力し、対象と判断された製品が回収・交換の対象になるとしている。

・「Anker Power Bank(20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)」:2024年1月12日~9月17日/製造型番A1647 ※グリーンは対象外・「Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000)」:2024年2月1日~9月17日/製造型番A1642 ※ピンクは対象外

海外で発火等の事象が発生したことから、製品の回収・交換を実施するかたち。なお日本国内において、現時点で同様の事象は発生していないという。

原因については、同社が調査を行ったところ、製造過程の不備を発見したと説明。具体的には、以下のような状況だったとのこと。再発防止策として、体制の見直しを行って品質やテスト基準の厳格化を進めているほか、セル製造サプライヤーについての監査体制を強化したという。

「委託先のセル製造サプライヤーでのバッテリーセルの製造過程において、負極集電体とタブリード(電極と外部の回路を接続するための端子)の溶着時に、サプライヤー側の現場判断でAnkerグループの規定を超えて摩耗したホーンを使用。結果、該当箇所の固定が不十分なセルが一部発生し、負極集電体とタブリードの溶着不足による熱収縮が起こり、内部短絡に繋がりえる状況が発生したまま出荷がなされた」

Source: Anker