釣り中にクマ襲撃、左肩かまれ額引っかかれ軽傷 岐阜・郡上市の石徹白川
岐阜県郡上市で釣りをしていた男性がクマに襲われ、軽傷を負った事件が発生。
男性はツキノワグマに左肩をかまれ、額を引っかかれた。
県内ではクマの目撃情報が増加しており、注意が呼びかけられている。
18日午前8時ごろ、岐阜県郡上市白鳥町石徹白の石徹白川で、釣りをしていた愛知県碧南市の30代男性から「背後からクマに襲われた」と110番があった。県によると、男性はツキノワグマに左肩をかまれて額を引っかかれ、軽傷を負った。クマによる人身被害は、6月に下呂市小坂町と揖斐郡揖斐川町で発生しており、県内では本年度3件目。
県環境生活政策課によると、男性を襲ったのはツキノワグマの成獣とみられる。付近では6~7月にクマの目撃情報が3件寄せられていた。
本年度の県内でのクマの目撃情報は18日時点で510件。うち4~8月は492件(前年同期比92件増)となっている。
県はクマが冬眠するまでの間、出没が増えて人身事故のリクスが高まっているとして「ツキノワグマ出没注意情報」を発令。入山の際に鈴やラジオを利用して自分の存在をクマに示すことなどを呼びかけている。