「家事や育児に主体的に取り組もう」企業に助産師派遣しセミナー開催 夫婦で話し合うきっかけに(島根)

AI要約

島根県が企業に助産師を派遣し、男性が家事や育児に参加しやすい環境を作るセミナーを開催。

島根県助産師会の助産師が家事や育児の重要性を伝え、参加者が活動に参加。

現状の男女の家事・育児時間の差を解消するため、男性も柔軟な働き方を支援。

「家事や育児に主体的に取り組もう」企業に助産師派遣しセミナー開催 夫婦で話し合うきっかけに(島根)

男性が家事や育児に参加しやすい環境を作ろうと、島根県が企業に助産師を派遣し、男性が育児や家事への理解を深めるセミナーを開きました。

このセミナーは、島根県が2021年から始めたもので、県内の企業に島根県助産師会に所属する助産師を派遣し、家事や育児を主体的に行うことの大切さを伝えています。この日は出雲市の水道工事などを手掛ける会社で開かれ、従業員23人が参加。

参加者は、家事の分担表を記入したり、妊婦体験をするなど、妊娠や育児の大変さを肌で感じていました。

参加者(1児の父):

自分はやっていたつもりだったけど、実際に紙を見て出来ていない部分が多かったので、奥さんとも話し合ってうまくバランスとって分担していきたい。

イマックス・日野朋康常務取締役:

これから会社を伸ばしていこうと思うと、子育てとかに力を入れていくことが大事になると思うので、その制度はますます充実させたい。

島根県によると、6歳未満の子どもを持つ県内女性の1日の家事・育児の平均時間は357分。これに対し男性は133分と大きな差があるのが現状です。

県はこうしたセミナーを通じて、今後も男女ともに柔軟な働き方が出来るような環境づくりをしていきたいとしています。