「yes!だけじゃない」 北海道鷹栖町議会が高校生とユニークチラシ あのクリニックにあやかりPR

AI要約

北海道鷹栖町議会が18日開会の定例町議会に向け、鷹栖高の生徒とチラシを共同制作し、町内約1600世帯に配布した。

町議会がクリニックの許可を得て制作したピンク色のチラシは、若者の意見を取り入れるために初めて高校生を制作メンバーに加えていた。

町議12人の写真が目を引くユニークなチラシの制作過程では、生徒と町議の間で意見が交わされ、高校生の提案に変更が加えられた。

「yes!だけじゃない」 北海道鷹栖町議会が高校生とユニークチラシ あのクリニックにあやかりPR

 北海道鷹栖町議会が18日開会の定例町議会に向け、鷹栖高の生徒とチラシを共同制作し、町内約1600世帯に配布した。傍聴者を増やそうと2019年から始まった町議会のユニークな定例会予告チラシ作り。今回は、投票率が低い若者の意見を取り入れようと、初めて高校生を制作メンバーに加えた。

 「yes!だけじゃない たかす決算クリニック」と題したピンク色のチラシ。美容整形外科「高須クリニック」の広告のオマージュで、白衣や手術着などを着てポーズを取る町議12人の写真が目をひく。チラシは町議会がクリニックの許可を得て制作したという。

 町議会は6月と8月の2度、鷹栖高でワークショップを開き、町議の原案を基に、生徒会役員ら6人と町議5人が意見を交わした。この中で原案では「承認前提ではなく真剣に議論します」としていたキャッチコピーを「私たちが総力を挙げて事業の効果を確認します」に変更。生徒から「真剣に議論するのは当たり前」との指摘を受けてのもので、青野敏町議(69)は「高校生の意見にはっとさせられた。勉強になる」と話した。