印西市でもPFAS 国の基準超えて検出
千葉県印西市で河川のPFAS検査を実施したところ、有害性が指摘される物質が国の基準を超えて検出された。
調査では金山落の水が流れ込む市内の河川で検査を行い、有害性が指摘されるPFOSなどが検出された。
国の基準を超える検出があったものの、周辺に住宅や井戸はなく、飲み水には影響していない可能性がある。
千葉県印西市は9月17日、市内の河川を検査したところ、有機フッ素化合物「PFAS」のうち、有害性が指摘される物質が国の基準を超えて検出されたと発表しました。
印西市の調査は、柏市などを流れる河川「金山落」で、PFASのうち有害性が指摘されるPFOSなどが国の基準を超えて継続的に検出されていることを受け、市独自に実施しました。
市によりますと、調査は金山落の水が流れ込む市内の河川の5地点で行われ、このうち下手賀川の上流の1地点で国の基準1Lあたり50ナノグラムを超える64ナノグラムが検出されたということです。
ただ、この地点の周辺に住宅や井戸はなく、飲み水などには使われていないと見られています。
市は、「引き続き県と連携し、定期的に水質検査を行っていく」としています。