福島県内高齢化率 過去最高33・8% 8月1日現在 65歳以上57万8180人

AI要約

福島県内の高齢者の割合が過去最高の33.8%となり、年々高齢化が進んでいることが報告された。

高齢者の割合は年齢階級別にも示され、70歳以上、75歳以上、80歳以上でも過去最高を記録した。

女性が男性よりも高齢者の割合が多く、高齢になるほどその差が大きくなっていることが分かった。

福島県内高齢化率 過去最高33・8% 8月1日現在 65歳以上57万8180人

 福島県内の8月1日現在の高齢者(65歳以上)は57万8180人(前年同期比442人増)となり、県人口に占める高齢者の割合(高齢化率)は33・8%(前年同期比0・5ポイント増)で過去最高となった。生産年齢人口(15~64歳)に対する高齢者の割合を示す「老年人口指数」は60・9%(前年同期比1・2ポイント増)で初めて60%を上回った。県が16日の「敬老の日」に合わせて発表した。

 高齢化率を年齢階級別で見ると、70歳以上が26・2%(前年同期比0・5ポイント増)、75歳以上が17・8%(同0・6ポイント増)、80歳以上が11・4%(同0・2ポイント増)で、いずれも過去最高だった。

 男女別では、男性が25万5458人、女性が32万2722人で女性が男性より6万7264人多かった。男女を比較すると、高齢になるほど女性の割合が大きくなっている。

 県内の65歳以上の高齢化率は1950(昭和25)年の4・6%から年々上昇し、2000(平成12)年に20%を上回った。2020(令和2)年には30%を突破した。