「リニアの工事は予想以上に大変になる」静岡の県議会会派 リニア静岡工区の延長線上トンネルを視察 工事難航の末に貫通=三遠南信道
静岡県議会の第2会派ふじのくに県民クラブが、リニア新幹線の静岡工区の延長線上にあるトンネルを視察し、工事の困難さに驚きを示しました。
静岡と長野を結ぶ三遠南信道の青崩トンネル(仮称)を視察したふじのくに県民クラブは、工事の複雑さを実感しました。
視察を通じて、専門家の検討や適切な情報開示が重要であることを強く感じたと報告されています。
静岡県議会の第2会派ふじのくに県民クラブが、リニア新幹線の静岡工区の延長線上にあり、2023年難工事の末、貫通したトンネルを視察しました。
参加者からは、リニア工事は予想以上に大変な工事になるとの声が上がりました。
静岡と長野を結ぶ三遠南信道の青崩トンネル(仮称)を視察したのは、ふじのくに県民クラブの阿部卓也副会長など7人です。
青崩トンネル(仮称)は南アルプスを貫く中央構造線断層帯の上にあり、リニア新幹線の静岡工区の延長線上にあります。また、地質がもろく複雑なため工事が難航したこともあり、今回の視察では、地質や工事の内容を国交省の職員から説明を受けました。
<ふじのくに県民クラブ 阿部卓也さん副会長>
「(青崩トンネルを視察してリニアの工事は)予想以上に大変な工事になるなと。問題があれば工事を止めて、一つ一つ専門家を入れて、検討をして最善の策を取ってこられたということなので、JRさんも工事を進めるにあたっては、そういう姿勢で取り組んでいただければと強く感じている」
ふじのくに県民クラブでは、今後も視察を重ね情報を発信するとともにJR東海には適切な情報開示を求めていきたいとしています。