自民党総裁選の投票の仕組み…「国会議員票」と「党員票」の違いや決選投票の時は

AI要約

自民党総裁選は国会議員票と党員票で争われ、合計734票が使用される。

候補者が過半数を獲得しない場合は、決選投票が行われ、都道府県連も1票ずつ投票する。

候補者が多い今回は決選投票が濃厚であり、党員票の結果に基づき都道府県連の1票が配分される。

自民党総裁選の投票の仕組み…「国会議員票」と「党員票」の違いや決選投票の時は

今回の自民党総裁選の仕組みです。

国会議員1人1票の「国会議員票」と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」で争われます。

今回は、いずれも367票で、あわせて734票です。

「党員票」の投票は、開票日前日の26日に締め切られ、富山県連など各都道府県連が集計した投票数を党本部でまとめ、いわゆるドント方式で候補者に配分されます。

そして、「国会議員票」と「党員票」をあわせた有効票の過半数を得た候補者が新しい総裁に選出されます。

ただし、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合は、上位2人による決選投票が行われます。

今回は候補者が多く、決選投票が濃厚とみられています。

決選投票は、国会議員が改めて1人1票を投じるのに加え、47の各都道府県連にも1票ずつ割りふられます。

この各都道府県連の1票は党員投票の結果に基づき、上位2人のうち得票数が多い候補者が自動的に獲得する仕組みです。

例えば、決選投票に残れなかったAさんが、富山県連では、得票数が最も多かったとします。

決選投票に進んだBさんとCさんのうち、富山県連の1票は得票数が多いBさんに入ることになります。