大混戦の自民党総裁選 県関係議員の投票先は?鹿児島でも前哨戦

AI要約

自民党総裁選挙が告示され、鹿児島でも支持を拡大する動きが見られる。

県関係の国会議員は投票先を明らかにしない者もいるが、推薦人として活動する者もいる。

投票には自民党と会派の両方に所属している必要があるため、一部の議員は投票権を持たない。

大混戦の自民党総裁選 県関係議員の投票先は?鹿児島でも前哨戦

自民党の総裁選が今月12日に告示されます。これまでにない大混戦が予想される中、県関係の国会議員の複数は投票先を明らかにしていませんが、鹿児島でも支持拡大の動きが活発化しています。

自民党の総裁選には出馬を表明した人を含め、12人が立候補に意欲を示しています。

あと3日に迫った告示に向けて、鹿児島県連は、県内およそ1万9300人の党員や党友に向け、投票用のはがきを準備中です。

衆議院鹿児島1区の宮路拓馬議員は、3年前の前回に続き、野田聖子元総務大臣の推薦人になっています。

(宮路拓馬衆議院議員)「決断力、言葉の力、政治家に求められる素養。多様で公正な社会を掲げる私にとっては、象徴たる存在。そこに期待している」

衆議院比例九州選出で鹿児島2区支部長の保岡宏武議員、衆議院比例九州選出で鹿児島3区支部長の小里泰弘議員はともに、石破茂元幹事長の推薦人を務め、支持を呼びかけています。

(保岡宏武衆議院議員)「地方創生は鹿児島から。鹿児島が良くなってこそ、日本の再興につながる。そのような決意で推薦人として(名前を)連ねさせてほしい」

(小里泰弘衆議院議員)「鹿児島も大変なお世話になってきた。そういった恩がある。間違いなくこの日本を正しい方向に導いてもらえる石破茂先生」

一方、衆議院鹿児島4区選出で自民党総務会長の森山裕議員は、態度を明らかにしていません。

また、参議院鹿児島選挙区の野村哲郎議員も投票先を明らかにしていません。

(野村哲郎参議院議員)「(総裁選の)選挙管理委員をしていて、いろんな陣営から電話くるが、推薦人になれない。選挙活動もしてはいけないということで、今じっとしているところ」

自民党の総裁選の投票には自民党と、党の会派の両方に所属している必要があります。

参議院鹿児島選挙区の尾辻秀久議員は党に在籍していますが、議長のため会派に所属しておらず、投票権はありません。また、衆議院鹿児島2区選出の三田園訓議員は会派ですが、党に所属していないため投票できません。