「イノシシ出没」通報が急増 前年度の3倍 高松市が注意喚起 香川

AI要約

高松市では2024年度にイノシシの出没通報が急増しており、市民への注意喚起が行われている。

過去6年間で最も多い通報件数であり、餌不足の影響でイノシシが人里に出没するようになったとみられている。

市民にはイノシシに出会した際の対処法や注意点が呼び掛けられている。

「イノシシ出没」通報が急増 前年度の3倍 高松市が注意喚起 香川

 高松市農林水産課は12日、2024年度のイノシシ出没通報が急増しているとして、ホームページやSNSなどで市民に注意を促しました。

 8月末までの通報件数は120件で、前の年度の3倍になっています。過去6年間で最も多く、直近5年間の平均と比べて7割増となっています。

 野生鳥獣対策連携センターによると、2023年度は野山に餌が豊富にありましたが、今年度は個体数が増加し、餌が減少したことでイノシシが人里に出没するようになったと推測しています。高松市では7月に屋島登山道で男性がイノシシにかまれ、9月に牟礼町で夜釣りをしていた女性がイノシシに体当たりされ、転倒しました。

 イノシシに出会ったら、何もせず放っておくこと、ゆっくり後退し、その場を立ち去ること、威嚇したり追い払おうとしたりしないことを呼び掛けています。