# 生態系保護

野生のパンダが増えている!中国で繁殖個体を自然に戻す取り組み 親と子供の撮影にも成功
2024.07.03

野生のパンダが増えている!中国で繁殖個体を自然に戻す取り組み 親と子供の撮影にも成功

 野生のパンダが増えていることがわかった。中国南西部・四川省雅安のジャイアントパンダ保護区の研究者らによると、飼育下で繁殖したジャイアントパンダを野生に戻す取り組みが成果を上げ、個体数に影響を与えているという。 中国は2003年以来、飼育していた12頭のジャイアントパンダを野生に

【側溝で身を寄せ合う3匹のアライグマ…実は様々なリスク抱える特定外来生物】農業被害、住居侵入、感染症の媒介…生息域拡大を防ぐには“捕獲”【中テレ投稿BOXニュース】
2024.06.25

【側溝で身を寄せ合う3匹のアライグマ…実は様々なリスク抱える特定外来生物】農業被害、住居侵入、感染症の媒介…生息域拡大を防ぐには“捕獲”【中テレ投稿BOXニュース】

須賀川市の石崎勝大さんから投稿いただいたのは、北米が原産の3匹のアライグマの画像。狭い側溝で身を寄せ合う3匹ですが、撮影されたのは福島県の須賀川市。実アライグマはカナダやアメリカからペットとして持ち込まれ、80年代頃から、野外に逃げ出したり、飼い主が放したりしたことで野生化し、全

バンクーバー島でラッコの赤ちゃん保護 水族館が24時間体制で世話
2024.06.25

バンクーバー島でラッコの赤ちゃん保護 水族館が24時間体制で世話

 バンクーバー島のトフィーノで民間人が見つけたラッコの赤ちゃんをバンクーバー水族館海洋生物保護センター(VAMMR)が保護した。同館が6月19日、発表した。(バンクーバー経済新聞) 保護したのは生後数週間と見られる雌の赤ちゃん。海洋漁業省の要請があり、同館施設内で獣医師による診察

小笠原諸島・南鳥島沖のマンガン採掘、海洋環境アセスメントのモデル構築を/私たちに身近な生物多様性(40)
2024.06.24

小笠原諸島・南鳥島沖のマンガン採掘、海洋環境アセスメントのモデル構築を/私たちに身近な生物多様性(40)

小笠原諸島・南鳥島沖の深海に希少金属を含むマンガン団塊の有望な集積地が発見された。2025年には採鉱の実証実験を行う計画だ。その際、並行して進めてもらいたいのは海洋における環境アセスメントモデルの構築だ。(生きものコラムニスト=坂本 優)哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類などは、ひとま

干潟の人気者 恋の季節迎えたトビハゼ、和歌山県田辺市
2024.06.24

干潟の人気者 恋の季節迎えたトビハゼ、和歌山県田辺市

 絶滅が心配されているハゼの仲間トビハゼが、和歌山県田辺市新庄町の内之浦干潟親水公園で、「恋の季節」を迎えている。雄が巣穴を作ったり、他の雄を威嚇したりする姿が見られている。 トビハゼは全長10センチほど。頭頂部にあるつぶらな瞳とかわいらしい動きから「干潟のアイドル」ともいわれる

カワウの大群1万羽、フン害に市川市民うんざり…巣にドライアイス投入でも解決遠く
2024.06.23

カワウの大群1万羽、フン害に市川市民うんざり…巣にドライアイス投入でも解決遠く

 千葉県市川市の「行徳鳥獣保護区」周辺にカワウの大群がすみ着き、管理する県や市に近隣住民からフン害の苦情が相次いでいる。県によると、保護区のカワウの生息数は2016年は3084だったが、23年には9627と3倍以上に増加。県は保護区の樹木を伐採するなど対策に苦慮している。 カワウ

国天然記念物の植物群、40年調査せず 近くで採掘、絶滅危惧の花消滅か
2024.06.20

国天然記念物の植物群、40年調査せず 近くで採掘、絶滅危惧の花消滅か

 埼玉県秩父市と横瀬町にまたがる武甲山(標高1304メートル)にある国指定天然記念物の石灰岩地植物群落について、1982年以降、管理する横瀬町が植生などの現地調査を実施していないことが毎日新聞の取材で判明した。石灰岩の採掘地近くで人が立ち入らない場所のため、町は「調査に伴う環境負荷による『変化

植物を揺らして害虫防除、農薬不要で収量アップも、市販化に向け実証実験中「振動農業技術」
2024.06.18

植物を揺らして害虫防除、農薬不要で収量アップも、市販化に向け実証実験中「振動農業技術」

植物に特定の振動を与えることで害虫の行動を制御し、農業被害を軽減させる「振動農業技術」について17日までに、九州大学大学院などのグループが研究成果を発表した。農薬不要で昆虫の薬剤抵抗性もない防除法で生産者の省力化につながるだけでなく、収量増加の可能性もあると期待される。研究成果は5月10日、オ

誰かが20年程前に放ち…特定外来生物「ブラックバス」増加 女神湖で駆除目的の釣り大会「生態系、環境を守る」
2024.06.17

誰かが20年程前に放ち…特定外来生物「ブラックバス」増加 女神湖で駆除目的の釣り大会「生態系、環境を守る」

6月16日、長野県立科町の女神湖で、ブラックバスを釣って駆除するイベントが開かれた。大会には県内外から100人が参加した。関係者は「生態系、環境を守るきっかけになれば」としている。釣り上げたのは特定外来生物に指定のブラックバス。普段、釣り禁止の立科町の女神湖で駆除を目的にしたブラ

米国を恐怖に陥れる「ジョロウグモ」、実は害虫駆除に効果的?
2024.06.16

米国を恐怖に陥れる「ジョロウグモ」、実は害虫駆除に効果的?

現在地球上には5万種類以上のクモ類がいるが、最近米国東海岸の大部分を恐怖に陥れているのはジョロウグモだ。日本、中国、韓国を中心に東アジアを原産とするジョロウグモ(学名:Trichonephila clavata)は、その大きさ、極悪とも言える外見、そして密航者のような移動手段を取

生態系保護のために高校生が奮闘…国道沿いにはびこる特定外来生物オオキンケイギク、強い日差しの中で抜き取り作業
2024.06.14

生態系保護のために高校生が奮闘…国道沿いにはびこる特定外来生物オオキンケイギク、強い日差しの中で抜き取り作業

生態系を守ろうと、佐久市の高校生が14日、特定外来生物である「オオキンケイギク」の駆除を行いました。鮮やかな黄色の花が特徴のアメリカ原産のオオキンケイギク。繁殖力が強く、在来の植物を駆逐してしまうなど生態系に重大な影響を及ぼすおそれがあるとして、国が特定外来生物に指

キオビエダシャク今年も発生 宮崎県内各地 専門家「幼虫時に駆除を」
2024.06.14

キオビエダシャク今年も発生 宮崎県内各地 専門家「幼虫時に駆除を」

 生け垣や街路樹として植えられているイヌマキなどを食い荒らすガの一種「キオビエダシャク」が、今年も県内各地で発生している。放っておくと幼虫が葉を食べ尽くして木が枯れたようになり、回復まで数年かかる被害も懸念される。専門家は「飛び回る成虫を捕まえるより、小さな幼虫のうちに駆除する方が効果的」と対

クビアカツヤカミキリから桜を守れ 繁殖期に一網打尽 市民参加
2024.06.10

クビアカツヤカミキリから桜を守れ 繁殖期に一網打尽 市民参加

桜の木の中を食い荒らし、枯らしてしまう特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」の被害の範囲が県内で年々広がっています。ちょうど今、繁殖期を迎えていて市民の手を借りて被害防止に取り組む自治体も出てきました。クビアカツヤカミキリは、元々は日本にいない中国や朝鮮半島などに分布する昆虫です

特定外来生物「ヌートリア」、愛媛で初確認 泳ぐ姿、市民が撮影
2024.06.07

特定外来生物「ヌートリア」、愛媛で初確認 泳ぐ姿、市民が撮影

 愛媛県は7日、松山市沖の離島「中島」で、特定外来生物「ヌートリア」が確認されたと発表した。同県での確認は初めて。 ヌートリアは南米原産の大型ネズミ。県によると、中島の同市神浦の沿岸部で5月31日、ヌートリアとみられる動物が海面を泳ぐ姿を市民が発見し、写真と動画を撮影して市に提供

”ハート形の葉っぱ”に注意 アレチウリ 農作物へ被害が広がるおそれも 専門家が警鐘
2024.06.04

”ハート形の葉っぱ”に注意 アレチウリ 農作物へ被害が広がるおそれも 専門家が警鐘

生態系を脅かす可能性が指摘される特定外来生物の生息が山梨県内の広い範囲で確認されています。中でもアレチウリという植物は農作物へ被害が広がるおそれもあり、専門家は自治体や地域で駆除活動を行うことが大切だと訴えています。雨宮恭太記者:「笛吹川沿いに咲きほこ

【感染症の文明史】湿地喪失や森林破壊が感染症流行に拍車 : ウイルスの宿主・コウモリが森を追われてヒトの生活圏に
2024.06.04

【感染症の文明史】湿地喪失や森林破壊が感染症流行に拍車 : ウイルスの宿主・コウモリが森を追われてヒトの生活圏に

石 弘之湿地の喪失や熱帯林の大規模破壊などが、感染症の流行に大きく関与している。ヒトによって変えられた生態系が、変異ウイルスを生み出す可能性を高めているのだ。以前から存在した鳥インフル(インフルエンザ)ウイルスが、近年になってなぜこれほどまでに猛威を振るい始めたのだ

「人かと思った」 韓国海水浴場の近くでプカプカ浮かぶ生き物の正体とは /江陵
2024.06.04

「人かと思った」 韓国海水浴場の近くでプカプカ浮かぶ生き物の正体とは /江陵

 江原道江陵市の沖合で、海洋保護生物で国際的にも絶滅の恐れがあるオットセイが泳いでいるのが見つかった。聯合ニュースやYTNなどが3日、報じた。 報道によると、2日午後2時40分ごろ、江陵市の正東津海水浴場近くの海で、オットセイ1頭が泳いでいる姿が市民のカメラで撮影された。

「イノブタ」か 農道に14頭 交雑で生態系に影響も 沖縄・東村
2024.06.03

「イノブタ」か 農道に14頭 交雑で生態系に影響も 沖縄・東村

 国指定屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さんが5月27日、東村内の農道で野鳥の調査をしていたところ、イノシシのような、14頭の動物の集団と遭遇した。11頭の子どもに、3頭の親が連れ添っていた。渡久地さんは、子どもの体の模様などから、ブタと野生のイノシシが交雑したイノブタとみられ、野生で生息して

「保護の成功例」カッショクペリカンが謎の大量餓死、餌はあるのになぜ、米西海岸
2024.05.31

「保護の成功例」カッショクペリカンが謎の大量餓死、餌はあるのになぜ、米西海岸

 米国カリフォルニア州沿岸では2022年に続き、病気やけがのカッショクペリカンが大量に発生しており、科学者はその理由を探ろうとしている。 2024年5月下旬現在、数百羽のカッショクペリカンが命を落としている。現時点の証拠からは飢餓が原因だと示唆されるが、餌(通常はニシン、カタクチ

タイワンリスの鳴き声をAIで識別 NTT東日本が獣害対策で令和6年度中の実用化目指す
2024.05.30

タイワンリスの鳴き声をAIで識別 NTT東日本が獣害対策で令和6年度中の実用化目指す

農作物やケーブルなどをかじって被害をもたらす特定外来生物「クリハラリス(タイワンリス)」の増殖が問題となっている神奈川県内で、NTT東日本神奈川事業部が鳴き声を人工知能(AI)解析で識別する調査を行った。一部で識別できない聞き逃しはあったものの、本格運用する上で大きな問題にはならないと判断。令