かわいい!国内動物園初のホッキョクオオカミ「親子展示」12日から 那須どうぶつ王国

AI要約

那須町の動物園では、ホッキョクオオカミの繁殖に成功し、親子の様子を一般に公開

ホッキョクオオカミは絶滅が危惧されており、国内で初めて2020年に飼育を始めた

那須どうぶつ王国では種の保存の活動を続け、他にも希少動物や新感覚の展示スペースがあり

動物園や水族館は生き物を人々に見せて楽しませることのほかに、野生動物を守る「種の保存」という側面を持っています。那須町の動物園では、絶滅が危惧されているホッキョクオオカミの繁殖に国内で初めて成功し、親子の様子を12日から一般に公開します。

11日に報道関係者向けに先行公開されたホッキョクオオカミ、メスの「真白(ましろ)」です。那須どうぶつ王国で5月16日に国内の動物園では初めて誕生し、体長130センチ、体重は12キロにまで成長しました。

ホッキョクオオカミはアラスカやカナダ北部に生息し「幻の白いオオカミ」とも呼ばれて絶滅が危惧されていますが、那須どうぶつ王国が国内の動物園で初めて2020年に2頭の飼育を始めました。現在は大人が3頭と、生まれたばかりの「真白」が暮らしています。

那須どうぶつ王国には150種600頭の動物がいますが、国の天然記念物ツシマヤマネコなどの希少動物、スナネコなど生態が明らかになっていない動物を飼育して「種の保存」を図る活動を続けています。

一般公開は12日からで、親だけの展示は開園開始時間から行われますが、親子の展示は午後3時から4時までの限定です。

日本での繁殖事例がなく、国内で誰も見たことのない「子ども」のホッキョクオオカミ。家族で群れを作り、親子の結びつきが強い習性も間近で見ることができます。ホッキョクオオカミ飼育員の二川原美帆さんも「可愛すぎて仕事を忘れるくらいです」と話しています。

那須どうぶつ王国では同じく12日からアメリカビーバーの赤ちゃんを公開するほか、崖など高い場所を登るヤギの習性を生かした新感覚の展示スペースを今月14日にオープンします。