京都の海は、クロマグロが育つほど豊か 京都市子どもたちが「舟屋の町」で学ぶ

AI要約

京都市内の小学生が京都の海の豊かさを学ぶ催し「海の京都調査隊」が8、9両日、京都府伊根町などで開かれた。児童たちは養殖場を見学し、海の恵みを守る取り組みへの理解を深めた。

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、KBS京都が企画し、光華小(京都市右京区)の5年生20人が参加した。

児童たちは養殖されたクロマグロを見学し、養殖の目的や取り組みについて学び、成長過程や解体の様子を知った。

京都の海は、クロマグロが育つほど豊か 京都市子どもたちが「舟屋の町」で学ぶ

 京都市内の小学生が京都の海の豊かさを学ぶ催し「海の京都調査隊」が8、9両日、京都府伊根町などで開かれた。児童たちは「伊根町の黒マグロを調査せよ」をテーマに養殖場を見学したり、人が育てる目的を学んだりして、海の恵みを守る取り組みへの理解を深めた。

 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、KBS京都が事務局として企画。光華小(京都市右京区)の5年生20人が参加した。

 児童たちは8日、伊根湾の遊覧船に乗ってクロマグロが養殖されているいけすを見た後、水産会社の担当者から海洋資源を守り、食卓に安定供給する養殖の目的を学んだ。魚にストレスを与えないよう水中ドローンで成育状況を管理し、餌の与え方を工夫する現場の努力も知った。

 宮津市のすし店では伊根湾で養殖されたクロマグロを職人が解体する場面を興味津々に見つめた。森葵さん(11)は「養殖では魚がストレスにならないよう大切に守られていることがわかった。育てる人のことも思ってクロマグロを味わいたい」と話していた。

 9日は定置網漁を体験したり、伊根漁港で地元住民らが新鮮な魚を求める「浜売り」を見学したりした。

 児童たちの様子は、同局の番組「SUNNY TIME」で28日と10月5日に放送される。