目覚ましい活躍の龍谷大学バドミントン部 日本代表の西大輝選手「 地元の京都でインカレがあるので男子ダブルスの初タイトルを!」

AI要約

龍谷大学バドミントン部は、過去10年で急成長し、古財和輝監督の指導のもと全国大会で好成績を収めている。

古財監督は選手から絶大な信頼を受けており、チームの力を引き出している。

木田悠斗選手と西大輝選手のダブルスペアは全国大会で好成績を残し、全日本学生選手権での優勝を目指している。

目覚ましい活躍の龍谷大学バドミントン部 日本代表の西大輝選手「 地元の京都でインカレがあるので男子ダブルスの初タイトルを!」

去年、バドミントンの大学No.1を決める全日本学生選手権(インカレ)のダブルスで龍谷大学は、女子が4大会連続優勝、男子が準優勝に輝くなど、目覚ましい活躍を見せています。

今回は、龍谷大学バドミントン部の強さに迫ります。

ここ10年で、飛躍的に強くなった龍谷大学のバドミントン部。

それを支える存在が、古財和輝監督、38歳です。

現在、部員53人。

ひとりひとりに寄り添う監督に対して、選手たちは、全幅の信頼を寄せています。

【声】龍谷大学 バドミントン部員

女性部員「神様みたいな存在です。すごい人です!」

男性部員「憧れです。指導者としてもプレーヤーとしても!」

女性部員「全員平等に指導してくれる人です!」

古財監督は、ジュニア時代からトップ選手として活躍してきました。

実業団時代には日本代表としてコートに立ちました。

2013年から選手生活を続けながら龍谷大学のコーチを務めました。

【声】龍谷大学バドミントン部 古財和輝監督

「指導者になりたいと中学の頃から思っていた。

あと大学は、関東の方が強いなか、関西が勝ったら面白いよね。

チャレンジする側が性にあっているので」

現役引退後の2020年、監督に就任。

2年後には、関東の強豪校を打ち破り、全日本学生選手権・男子団体で龍谷大学を初優勝に導きました。

【声】龍谷大学バドミントン部 古財和輝監督

「大会73回の歴史のなかで、初めて西日本の大学が優勝旗を持って帰りました」

龍谷大学が強くなった要因とは?

「シンプルに練習量を増やしました。大会は1試合で終わらない。

1日4試合くらい学生はやらないといけない。

1試合40~50分かかるので、休憩を入れながら4本やるとなったら4~5時間のエネルギーが必要になる。

そうなった時、今の練習じゃ正直、体力がもたない」

伸び悩んでいた選手も成長しています。

去年、全日本学生選手権・男子ダブルス準優勝ペア、木田悠斗選手と西大輝選手。

ともに最終学年のことし、大学王者を目指しています。

バドミントンが盛んな福井県勝山市出身の木田選手は、小学校時代、男子ダブルスで全国大会を制覇しました。

【声】龍谷大学 木田悠斗選手

「小学校時代は過去の栄光だと、またはい上がろうという気持ちでやっていた。

中学は全国大会1回戦負け。

(高校3年時)インターハイと選抜は、新型コロナウイルスの影響で大会がなかった。

学生で全国大会優勝のチャンスは、今年しかない。

小学6年から優勝が遠ざかっている。

10年ぶりですが、本当に優勝を目指したい」

木田選手とペアを組む乙訓高校出身の西選手は、チームで最も才能が開花した選手のひとりです。

【声】龍谷大学 西大輝選手

「考えてプレーしていなかった。直感じゃないですが。

もちろん、それも自分の良さでもある・・・」

古財監督の指導のもと、戦術を考えながらプレーできるようになりました。

【声】龍谷大学 西大輝選手

「ここゆっくり落としてみようとか、嫌そうだなという所を狙うとか、

そういうプレーが古財監督は得意で、それを教えてもらって・・・」

大学2年の時に西選手は、4年の佐藤灯選手と混合ダブルスを組み、全日本の大会で3位入賞!

その後、日本代表(B代表)に選出され、翌年、佐藤選手とともに国際大会に出場して、3大会を制覇。

現在、混合ダブルスの世界ランキング(BWF World Rankings)は38位です。

【声】龍谷大学 西大輝選手

「(龍谷大に来て)人生が変わった」

去年、西選手は、日本代表の海外遠征のため、木田選手と一緒に練習する時間がほとんどありませんでした。

しかし、いま、同じ目標に向かって汗を流します。

【声】龍谷大学 西大輝選手

「地元、京都でインカレ(全日本学生選手権)があるので、自分は京都生まれ京都育ちなので、そこで男子ダブルスの初タイトルを取れればいい。

パートナーの木田選手の復活にもなる。

2人でがんばりたい」

【声】龍谷大学バドミントン部 古財和輝監督

「バドミントンだけが人生ではない。

バドミントンを通して何を学ぶか。

結果が出ないからダメだというのは違う。

勝利至上主義じゃないからという話はいつもしている。

自信を持って取り組んでくれたらいい」