30回目彩る、100人の音色 22日に上山明新館高吹奏楽部の定演

AI要約

上山明新館高吹奏楽部が第30回目の定期演奏会に向けて、100人の大編成ジョイントステージを披露することを決めた。

異なる学校の吹奏楽部が協力し、特別な時間を作り上げるために準備を進めてきた。

8月22日に開催される記念演奏会は、無料で全席自由となっており、楽しい演奏を期待されている。

30回目彩る、100人の音色 22日に上山明新館高吹奏楽部の定演

 節目となる第30回目の定期演奏会を彩ろうと、上山市の上山明新館高吹奏楽部(17人)は22日に山形市民会館で開催する記念演奏会で、約100人の大編成ジョイントステージを披露することを決めた。同高吹奏楽部に加え、山形南高、山形商業高、荒砥高、上山南中の各吹奏楽部も参加する。3年の小松悠奈部長(18)は「ゲスト校との共演は楽しいし普段と音圧が全然違う。来場者にも楽しんでもらえる定演にしたい」と意気込む。

 上山明新館高吹奏楽部は1993年の開校時に創部した。95年から年1回、定演を開催している。

 部員は30回目となる今年の定演を特別な時間にしようと、昨冬から準備を進めてきた。20人以下の部員で活動している高校が集まり大編成での演奏ができないかと考え、互いの定演に出演したり、合同演奏会でつながりができたりした他校の吹奏楽部に依頼した。3高校1中学校が快諾し、同校OB・OGや歴代顧問らも加え、約100人の編成ができるようになった。

 定演は3部構成で、ジョイントステージは第3部。「アルメニアン・ダンス パート1」「シーガル」「歌姫~美空ひばりメドレー」を披露し、アンコールで「ヤマガタ・ファンク!」を響かせる。

 8月中旬から合同練習会を開始し、31日に同校で開かれた2回目には約80人が参加。同部顧問の本田礼教諭(50)が指導し、約3時間、集中して演奏に取り組んだ。実行委員長の3年廣山壽(ひろやましゅう)さん(18)は「演奏が合ってきた。学校や世代を越えて目標に向かうことがうれしいし、本番では今以上の音色を響かせたい」と充実感にあふれた笑顔を見せた。

 定演は22日午後2時に開演する。入場無料で全席自由。問い合わせは上山明新館高023(672)1700。