蔵王の魅力、3分に凝縮 小中学生が温泉街歩き、コマ撮りに挑戦

AI要約

小中学生が蔵王温泉の魅力を伝えるためのストップモーション・アニメーション制作キャンプが開催された。子どもたちは蔵王の街を歩き、感じたことを映像化する取り組みである。

13人の小学3年から中学1年の参加者がロケハンに出発し、撮影の構想を練る。完成作は蔵王ロープウェイのモニターで流される予定だ。

編集作業を経て10月に完成させ、上映会も予定されている。

蔵王の魅力、3分に凝縮 小中学生が温泉街歩き、コマ撮りに挑戦

 小中学生が山形市の蔵王温泉の魅力に気付いて紹介するため、ストップモーション・アニメーション(コマ撮り)に挑戦する「映像制作キャンプ」が7日、同温泉を舞台に2日間の日程で始まった。子どもたちは蔵王の街を歩き、感じたことを3分ほどの映像にして表現する。完成作はロープウエー内のモニターで流す予定だ。

 米沢、山形の両市で開講している探究教室ESTEM(エステム)が認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭の協力を得て企画した。教室に通う受講生ら小学3年~中学1年の13人が参加。初日は、映画祭スタッフが1秒に10枚、3分だと1800枚の写真が必要になるコマ撮りについて説明し、2班に分かれてロケハンに出発した。温泉街などを歩き、風景を写真に収めながら「蔵王が一望できる場所から足湯に瞬間移動したら面白い」「ロープウエーが手の上に載るように撮れないかな」などと構想を練った。

 大江町本郷東小6年の清野心桜(みお)さん(11)は「昔からの雰囲気の通りもあって面白い。目玉をしっかり強調できるようなストーリーにしたい」と話した。

 8日は本番の写真撮影に取り組む。合宿後に編集作業を行い、10月に完成させる。映像は蔵王ロープウェイのモニターで繰り返し放映するほか、上映会も開く予定という。