「選挙は意外に簡単にできるんだ」 京都の小学校で模擬選挙、記載台・投票箱は実物

AI要約

選挙の仕組みを学ぶために田辺東小で出前授業が行われ、6年生24人が模擬選挙に参加。選挙の歴史や制度について学び、投票所を再現した体験を通じて選挙の流れを理解した。

児童の参加を通じて選挙に対する興味や理解が深まり、意義深い体験となった。将来も選挙に積極的に参加したいと話す児童もいた。

模擬選挙の当選結果発表では、教室内に喜びや落胆の声が響き、選挙に対する関心と興奮が高まった。

「選挙は意外に簡単にできるんだ」 京都の小学校で模擬選挙、記載台・投票箱は実物

 選挙の仕組みを学ぼうと、田辺東小(京都府京田辺市東)で市選挙管理委員会の出前授業が開かれた。6年生24人が架空の「田辺東市長」を決める模擬選挙に投票し、「意外と簡単にできるんだ」と楽しそうだった。

 学校からの依頼を受けて行った。選挙の歴史や制度について説明され、児童は、長く男性しか投票できなかったことに「女子は?」と尋ねたり、「外国人はどうなるの?」などと考えを深めた。

 模擬選挙では、実際の記載台や投票箱を使い、教室に投票所を再現。まず候補者役3人の演説を聞き、入場券を持って投票所に並んだ。投票用紙に候補者名を書いて投票箱に入れ、選挙の流れを体験した。当選結果発表では盛り上がり、教室内に喜びや落胆の声が響いた。

 参加した児童(12)は「選挙が自分にも関係するとわかって面白かった。18歳になったら行きたい」と話した。