苫小牧で開催 脱酸素の取り組み議論 GXフォーラム

AI要約

苫小牧で開催されたフォーラムでは、GX=グリーントランスフォーメーションの取り組みが紹介され、再生可能エネルギーへの移行が焦点となりました。

地域の工場が太陽光発電を導入し、二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す取り組みや、水素エネルギーの活用方法に関するパネルディスカッションが行われました。

杉村太蔵さんや経済産業省の福岡功慶さんらは、再生可能エネルギーの可能性に期待を寄せる一方、苫小牧の取り組みを起点として足場を構築する重要性を強調しました。

苫小牧で開催 脱酸素の取り組み議論 GXフォーラム

脱炭素社会を目指すGX=グリーントランスフォーメーションの実現に向け、地域でどのような取り組みができるのかを考えるフォーラムが、苫小牧で開かれました。

GXとは、石油など化石燃料が中心の現在の産業全体を、太陽光や風力などの再生可能エネルギー中心へ切り換えようとする動きです。フォーラムでは、工場に太陽光発電を導入し、余った電気を市街地に供給することで、勇払地区での二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す苫小牧市の取り組みが紹介されました。

またタレントの杉村太蔵さんや、国の担当者、GXプロデューサーでX-JAPAN・LUNA SEAのギタリストのSUGIZOさんらによるパネルディスカッションも行われ、水素をエネルギーとして活用する方法について意見が交わされました。

杉村太蔵さんは「いずれは水素で発電する設備を整えるようになれば大規模な需要になる」と再生可能エネルギーによる水素製造、活用の可能性を語りました。

また経済産業省資源エネルギー庁の福岡功慶さんは「足元(足場)を着実につくるのが大事で、その最初の一歩。起点が苫小牧になってほしい」と期待感を表しました。