富士山遊覧飛行後に観光列車「ながら」で日帰り旅 長鉄とFDA連携、10月26日は乗務員コラボ

AI要約

長良川鉄道とフジドリームエアラインズが業務連携・協力に関する協定を締結

地域活性化と観光誘客に向け、遊覧飛行と観光列車を組み合わせたツアー販売を予定

10月に遊覧飛行と観光列車を組み合わせたツアー販売を開始、コラボレーション運行も予定

富士山遊覧飛行後に観光列車「ながら」で日帰り旅 長鉄とFDA連携、10月26日は乗務員コラボ

 長良川鉄道(岐阜県関市元重町)と航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は5日、地域活性化と観光誘客に向けた「業務連携・協力に関する協定」を締結した。FDAの遊覧飛行と同鉄道の観光列車「ながら」を組み合わせたツアー販売などを行う。

 同鉄道が航空会社と、FDAが鉄道会社と同様の協定を結ぶのは初めてで、FDAから打診があった。観光などによる地域活性化、観光誘客の情報やノウハウに関し、両社の強みを生かして連携、協力する。

 具体的には、FDAの富士山を眺める遊覧飛行と、同鉄道の「ながら」の旅を楽しむ日帰りツアーを10月をめどに販売する予定。遊覧飛行は静岡エリアで定期的に運航し好評という。遊覧飛行で利用する愛知県営名古屋空港(同県豊山町)からバスで移動して同鉄道に乗車する計画で、国内外の観光客を呼び込む。

 また、「ながら」でFDAの客室乗務員と同鉄道のアテンダントが一緒にサービスを行うコラボレーション運行を10月26日に行う。

 関市役所で締結式があり、関市長で同鉄道の山下清司社長が「長良川鉄道は観光への依存度が高い。観光誘客に苦労する中、新しい希望をいただいた」、FDAの楠瀬俊一社長は「キックオフを迎え、連携を深めお客さまを岐阜県に呼び込みたい」と語った。