中学生トリオ 光った真夏の冷静救護 段ボールで日よけ、30代女性と連携し出血処置 消防署長も感謝「重度の熱中症に陥る可能性防いだ」 薩摩川内・樋脇

AI要約

薩摩川内市消防局が樋脇中学校の生徒ら4人を救護行動で表彰

生徒らが高齢男性の倒れているのを発見し、適切な応急処置を施す

表彰式で消防署長が勇気ある行動に感謝

中学生トリオ 光った真夏の冷静救護 段ボールで日よけ、30代女性と連携し出血処置 消防署長も感謝「重度の熱中症に陥る可能性防いだ」 薩摩川内・樋脇

 倒れている男性を発見して適切に救護措置をしたとして、薩摩川内市消防局(鹿児島県)は2日、樋脇中学校(同市)の生徒ら4人を表彰した。

 表彰を受けたのは、同校3年の川口泰河さんと荒田彩雅さん、同1年の井川蓮音さん、同市入来の自営業琉子亜美さん(37)。

 生徒3人は7月9日の下校中、コンビニ駐車場に高齢男性が倒れているのを発見。通りかかった琉子さんと協力、コンビニで段ボールを借りて日よけにしたり、手の出血部分をタオルで保護したりした。救急車も誘導、搬送された男性は軽症と診断されたという。

 同校であった表彰式で、松下直生東部消防署長は「高温多湿で、重度の熱中症に進展した可能性もあった」と述べ、勇気ある行動に感謝した。荒田さんは「救護について学校で習ったことがあったので、協力して落ち着いて対応できた」と話した。